ダイエット

美ボディを競う女子フィジークを大解説

日本ではあまり聞き馴染みのない、鍛えた肉体美を競い合う競技である「フィジーク」をご存知でしょうか?

こちらの記事では、そんなフィジークについて詳細を解説していきます。

どうも、神楽坂・江戸川橋・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表で絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作

  • 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
  • JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
  • ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
  • 得意分野 ボディメイク、ダイエット

フィットネス


フィジークとは?

フィジーク(PHYSIQUE)とは、日常におけるトレーニングや食事を通じて、肉体を鍛えて美しい肉体を作り上げ、その美しい肉体をポージングや髪型、パンツなどで鍛えた肉体の美しさを競い合う競技です。

とにかく筋肉を鍛えて体格を良くしたりムキムキの筋肉を作るようなボディビルとは違い、筋肉が付いた広い背中に細いウエスト、上半身は逆三角形で全体のフォルム・シルエットがとにかく美しく誰もが憧れるような体型ということを基準に審査されます。

逆に、過度な筋肉を付けてしまうと減点対象になってしまったり、美しくない筋肉はもちろんのこと、ポージング・髪型・パンツのデザインなども審査対象になる点がフィジークの特徴と言えます。

では、そんなフィジークはボディビルとはどのような点が違うのか?フィジークとボディビルの違いを以下で解説します。

フィジークとボディビルとの違い

フィジークとボディビルが違うと言えるもっとも大きな点は、「ボディビルは全身の筋肉量が評価される、フィジークは上半身のみの筋肉バランスが評価される」ということです。

この通り、フィジークは上半身の筋肉バランスを競い合う競技になるので、原則として下半身の筋肉を鍛えたとしても評価採点にはなりません。

なので、全身の筋肉を鍛える必要がないですし、同じボディコンテストでも選手の見た目が全然違うという点に大きな違いがあると言えます。

フィジークの食事制限

美しい肉体を作ることは、トレーニングだけでなく食事も非常に重要なものです。

特に上半身の筋肉作りに特化したフィジークの食事では色々な制限を設けて摂取する必要があります。

一体どのような食事制限・ルーティンを行っていけば良いのでしょうか?

まずは、フィジークのための食事においての3つのポイントが以下の通りになりますのでご覧ください。

1. 増量期~オフシーズンであり筋肉をつけることを最優先に意識する時期。

可能な限り脂肪を付けずに筋肉を増やせることが理想となり、バランスの良いトレーニングと食事が重要。

3の増量期を含め、これに関しては元々筋肉量が少ない・減量を行った・体脂肪が落ちにくい、というような人がこれから筋肉を付けていくというタイミングが対象になる。

2. 減量期〜大会に向け、脂肪を落としながら筋肉を付けて引き締まった体を作る時期。

増量期に付けた筋肉はそのまま維持しながら、余分な脂肪や体重を落としていく期間になり、脂肪や体重を落とそうと脂肪分や糖分を控えるような食事を意識する必要がある。

ただし、糖質などを控えるとエネルギーの燃焼量が減り、筋肉が付きにくくなったり代謝が落ちるというデメリットもあるため食事制限には適度なバランスを考えるように気を付けなければならない。

3. 増量期~大会を終えたら減量期に落としてしまった筋肉を改めて取り戻す時期

上記のような流れで意識的に食事を制限していかなければなりません。

意識して摂取しなければならないのは、体のエネルギー源となる三大栄養素でもある、「タンパク質」「炭水化物」「脂質」の3種の栄養素をバランス良く摂取することが大事になり、このような食生活を送ることが効率良く、かつ良質な筋肉を付けるための理想的な食生活になります。

ちなみに、増量期におすすめの食品は、「鶏の胸肉・玄米や雑穀米・ナッツ類」などで、減量期におすすめの食品は、「鶏のささみ・蕎麦・ブロッコリー」などです。

フィジークは女子にも人気?女子にもフィジークが流行中

近年、ダイエットだけでなく、自身の体を鍛えて美しい筋肉を手に入れるため、日々トレーニングに励む女性が急増中です。

最近では、そんなトレーニングに勤しむ女性を、「筋トレ女子」なんとも呼ぶぐらい体を鍛える女性が増えています。

ここからは、女子が参加できるフィジークはいつ頃からできたのか?女子の高いの流れや審査など、フィジーク女子について解説していきます。

女子のフィジークの始まりは?

女子のフィジークは、元々「女子ボディビル」と呼ばれており、そのボディビルの部分の名称が変わり女子フィジークと呼ばれるようになりました。

フィジークは、2013年に海外で初めてコンテストが開催され、日本では翌年2014年に大会が開催されるようになりました。

徐々に人気・出場選手・観客も増えていき、現在では女子ボディビルからウィメンズフィジークという形で大会も盛り上がっています。

女子フィジークの大会ルール

フィジークの女子大会は以下の点に注意して取り組む必要があります。

1. コスチューム

2. 音楽

3. その他ステージ上での注意点

以下、詳細を解説していきます。

コスチュームについて

女子のフィジークの大会では、ツーピースのビキニを着用して臨むのが基本となります。

一応市販で売られているビキニ(既製品)の着用でも問題はありませんが、それについては標準的な「常識の範囲内」で選ぶようにしなければなりません。

ただし、大会によってコスチュームに関する細かいルールが異なる場合があるので、出場の際には事前に要項をしっかりと確認する必要があります。

音楽について

フィジーク大会の一番の肝となるポージングを行う際に使用するBGMですが、これについては各自で用意する必要があります。

使用できる曲は1曲のみになり、それをCDに保存して体重測定の時に提出するのが一般的な形になります。

もしも使用する曲に歌詞有の楽曲の場合は、卑猥な言葉や暴力的表現など、聴き手が不快になる歌詞が使われている場合、その曲は使うことができないので気を付けなければなりません。

また、最悪の場合は失格になってしまうこともあるので、念入りなチェックが必要でしょう。

その他のステージ上での注意点

フィジークの大会では、顔の表情なども評価・審査基準になるのでサングラスの着用は禁止されています。

ただし、処方された眼鏡の使用は認められています。

他にも、必ず着用しなけなければゼッケンは指定された位置に付けること、ステージ上では寝そべったり前屈して臀部や後脚部を審査委員に向ける行為、体操競技などの動作は禁止とされています。

守るべきルールを理解し、マナーを守って大会に挑むようにしなければなりません。

大会の審査について

フィジーク女子の大会ではフィジークとしての審査基準があります。

どのような肉体が高い評価を得られ、どのようなことがマイナス評価に繋がってしまうのかについて解説していきます。

評価を得るためのボディとは?

フィジークは、ボディビルのように筋肉量や全身の筋肉の大きさを求められるのではなく、「女性らしさを維持しながらも、美しくしなやかな体を作ることを目指すこと」が重要です。

女子のフィジークの大会は、日頃のトレーニングや大会に向けてコンディションを調整すること、大会などで自分で作り上げた筋肉美で競うことが好きな女性のために作られたと言われています。

身長・体重・体脂肪率・骨格などの作りを考慮し、総合的な芸術性や適度な筋発達で健康的なボディが高評価に繋がります。

マイナス要素になるボディとは?

前述の通り、女子フィジークで求められるボディは、美しく芸術性が高い健康的なボディです。

なので、鍛え過ぎたもりあがった筋肉や、皮下水分も体脂肪率も限界まで減らしている状態など、極度な筋発達をされた厚みのある筋肉などは減点対象になってしまう可能性があります。

繰り返しになりますが、ボディビルのように全身の筋肉を鍛え抜いたボディではなく、あくまでも女性らしさがある筋肉で、筋肉の美しさが重要になります。

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