ダイエット

トレーナーが薦める自宅で筋トレの質を爆上げするアイテム15選

自宅でトレーニングする方が増えてる昨今ですが、腕立て伏せや腹筋といった自重トレーニングに加えて、筋トレグッズを使うと様々なメリットがあることをご存知でしょうか?

筋トレグッズを使うメリット

  • 筋トレのバリエーションが増やせる
  • 筋肉を部分的に鍛えることができる
  • 筋肉の正しい使い方が身につく
  • 無理な負荷がかからず怪我を防げる

どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジムGAIN 代表トレーナーで絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作

  • 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
  • JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
  • ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞 
  • 得意分野 ボディメイク、ダイエット

今回は筋トレの質が爆上げできる筋トレグッズを、鍛えたい筋肉の部位別にご紹介いたします。

胸筋

アスリート選手やアクション映画の俳優の上半身を見て、誰しもが一度は厚い胸板に憧れたことがあるのではないでしょうか。

厚い胸板を作るためには「大胸筋」という鎖骨の下から腕の付け根あたりまで前胸部に広がる筋肉を鍛える必要があります。

胸筋を鍛えるメリット

逞しい胸板が披露できるのはもちろんなのですが、実は見た目以外にも胸筋を鍛えると様々なメリットがあります。

姿勢が良くなる

姿勢が悪くなってしまう原因は、筋肉が衰えて悪い姿勢のまま固まってしまっているためです。

大胸筋は鎖骨から胸についている筋肉なので、鍛えることによって、胸板が厚くなるだけでなく固まった筋肉が伸びて姿勢が良くなるというメリットがあります。

肩こりが改善する

肩こりの原因は筋肉が緊張で疲労したり、運動不足で血流が悪くなることによって起こります。

胸の筋肉を筋トレで伸ばすことにより、肩甲骨が動いて首から背中に広がる血流が良くなり、肩こりや首のこりの改善に繋がります。

バストのボリュームアップ・維持

大胸筋はバストのベースとなる筋肉なので、大胸筋が弱いとバストの重みが重力に負けて下がってしまいます。

しかし、大胸筋を鍛えることでバストを重力から支えられるため、位置を高く保ち、垂れないバストを作れることや、内側からバストを盛り上げてくれることで、ボリュームアップにも期待ができます。

胸筋を鍛える筋トレグッズ

1.プッシュアップバー

プッシュアップバーは腕立て伏せをより効果的にできるグッズです。

縮んでしまった大胸筋をストレッチできることや、身体にかかる負担が軽減され、手首を痛めてしまうリスクを防ぎます。

また、床で腕立て伏せを行った場合、床より深く胸を下ろすことはできませんが、プッシュアップバーを使うことで、床よりも深く胸を下ろすことができるため、自重トレーニングより強度の高い腕立て伏せが可能です。

プッシュアップバーを使った代表的な筋トレをご紹介します。

プッシュアップ
  1. 両手を床につけて、肩幅から更にこぶし一つ分ほど広げた位置にプッシュアップバーを置く
  2. バーを胸の位置に持っていき、安定したら腕が床から一直線に伸びるように肘をしっかり伸ばす
  3. 肘が直角に曲がる位置まで落とし、視線はやや前を見て背中が沿ったり丸まったりしないように意識する
  4. 身体への負担が大きい場合は、膝をついた状態で上記の動作を行う

慣れていない方は、まずは10回を1セットにして、インターバルを挟みながら3セットやってみましょう。

強度が足りない方は、プッシュアップバーをハの字に向けると大胸筋の収縮率が高くなり、さらに効果が高まります。

プッシュアップバーを購入する際は、バーが汗や疲労で滑ってしまわないよう、必ず滑り止めが付いているものを選ぶようにしましょう。

2.ダンベル

プッシュアップバーよりも汎用的に使えるグッズが欲しい場合は、筋トレでは鉄板のダンベルです。置き場所に困る方が続出しそうですが、ダンベルがあるだけでバリエーションは爆上がり間違いなし!

大胸筋を鍛える代表的なトレーニングを2種類ご紹介します。

ダンベルプレス
  1. 膝を曲げて床へ仰向けになり、ダンベルを両手に持って腰あたりに構える
  2. ダンベルをハの字に持って、息を吐きながら素早く真上に持ちあげる
  3. ゆっくりと胸の位置までダンベルを下げ、2の動作に戻る

ダンベルを持ち上げるときに肘を真っ直ぐに伸ばしがちですが、次の動作がスムーズとなるように腕を伸ばしきらないようにするのがコツです。ただし、ベンチ台かそれにかわる物が必要になります。

ダンベルフライ

ダンベルフライは名前の通り、ダンベルを持って、蝶が羽を開いたり閉じたりするように繰り返すトレーニングです。

  1. 椅子に座った状態でダンベルを持ち背筋を伸ばす
  2. 床と並行になるように両腕を真横に伸ばす
  3. ゆっくりと両腕を正面に移動させる
  4. 両腕を元の真横位置に戻す

ダンベルの選び方は、場所を占領せず筋肉の成長に応じて重量を変えられる可変式タイプのものがオススメです。

後述しますが、ダンベルは肩や上腕二頭筋を鍛えることもできる万能なグッズです。

そのため、ダンベルを購入する際は、筋肉の成長や、鍛える部位に応じて重量が変えられる可変式タイプのものを選ぶと良いでしょう。

3.アームバー

プッシュアップバーやダンベルより集中的に大胸筋を鍛えたい場合は、より負荷の高いアームバーがオススメです。

ジムでは大胸筋を鍛えるならベンチプレスが効果的ですが、アームバーはベンチプレスと遜色ないほどの効果がありますので、筋トレに慣れた方は是非お試し下さい。

バストアップトレーニング
  1. アームバーを両手で上向きにして持ち、肘を肩と同じ高さになるまで持ち上げる
  2. できるだけ肘を伸ばした状態でアームバーを閉じる
  3. 限界まで閉じたらゆっくりとアームバーを開く

アームバーはかなり負荷の高い筋トレグッズなので、肘を伸ばした状態で閉じることができない場合は、肘を曲げても大丈夫です。

さらにを効果を高めたい場合は、アームバーを下に向けるとより、大胸筋への負荷を高くすることができます。

アームバーを購入する際は、棒状のものではなく、負荷が20kg〜最大200kgまで調整が可能な油圧式を選ぶことをオススメします。

背筋

背筋は大胸筋と同じくらい身体の中では筋肉量が多く、鍛えると目立つ部位であり、僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋など複数の筋肉で構成されています。

特に服の上からでもシルエットが分かるくらい鍛えられた「広背筋」は後ろから見ると頼もしい印象を受け、魅力を感じる女性が多いようです。

背筋を鍛えるメリット

肩こりや腰痛の解消

背筋のトレーニングで肩甲骨が活発に動き血行が良くなることや、脊柱起立筋を鍛えることで頭蓋骨がしっかりと支えられ姿勢が維持できることから、肩こりや腰痛の解消に繋がります。

シルエットの維持

広背筋が弛んでくるとウエストのくびれがなくなる原因となったり、脊柱起立筋が衰えると姿勢が維持できずにお腹が前に突き出た姿勢となってしまいます。

しかし、背筋を鍛えることで、身体のシルエットが維持できるほか、肩から腰にかけてどんどん細くなっていくことからウエストが細く見えるという相乗効果も得られるのです。

背筋を鍛える筋トレグッズ

4.トレーニングチューブ

トレーニングチューブは自重トレーニングでは鍛えにくい背筋を強化するためのグッズです。

ゴムの素材でできているため、軽量で携帯性が良く、自宅や外出先などで気軽にトレーニングができることが特徴です。

プルダウン
  1. 立った状態で、両手でトレーニングチューブを握る
  2. 膝を軽く曲げて前傾姿勢になり、トレーニングチューブを頭の上に伸ばす
  3. 肩甲骨を寄せるように肘を曲げて、トレーニングチューブを背中に回す
  4. トレーニングチューブを頭の上に戻す

ゴムの強度がライト、ミディアム、ハードと分かれているため、筋トレ目的の方はミディアムかハードを購入するのが良いでしょう。

全体がゴムでできているトレーニングバーより、ハンドルが付いているタイプが使いやすくてオススメです。

5.ローイングマシン

背筋を本格的に鍛えたい方にはローイングマシンという、ボートを漕ぐ動きを取り入れたフィットネスマシンがオススメです。

ローイングマシンは背筋以外にも脚、腕、腹筋など身体の筋肉の85%を使うため、まんべんなく全身をトレーニングができることがメリットです。ただ、かなり場所を占領してしまうため、これをトレーニングチューブで代用するのもGOOD!

ローイングマシンの使い方
  1. 座面に座り、両足をベルトで固定する
  2. バーを持ち、すねが垂直になるところまで膝を曲げる
  3. 足を伸ばして、腕を水平に保ったまま状態を後ろに運ぶ
  4. 肩甲骨が中心に寄った状態までバーを伸ばす
  5. ゆっくりと2のスタートポジションに戻す

意外とそこまで高くないですがローイングマシンは場所をとってしまうため、自宅でトレーニングする場合は省スペースのものや、収納できるタイプのものが良いでしょう。

肩の筋肉

逆三角形で見栄えの良い上半身に欠かせないのが、肩の筋肉である三角筋です。

三角筋は肩を覆うように腕の付け根に盛り上がっている筋肉で、前面・側面・後面で構成されています。

肩幅が広がると似合う服の種類も多くなり、露出の高い服を着てもカッコ良く着こなすことができます。

三角筋を鍛えるメリット

肩の筋肉をトレーニングすることにより、見た目だけではなく、肩こりの原因となる血流の滞りが解消できるなどのメリットがあります。

基礎代謝が上がる

上半身で最も大きい筋肉である三角筋は鍛えるほどに大きくなるため、筋肉量が増えれば基礎代謝が向上し、太りにくい身体を作ることができます。

服が似合うようになる

男性であれば肩全体が盛り上がり、スーツが似合う逆三角形のシルエットが望めることや、女性であればなで肩が改善し、ノースリーブやオフショルダーの服が似合うようになります。

三角筋を鍛える筋トレグッズ

6.ディップススタンド

ディップススタンドとは上半身のスクワットと呼ばれるディップスを行うためのグッズで、ダンベルのように重くなく、部屋のスペースをとらないため、気軽にトレーニングの質を上げることができるのがメリットです。

三角筋以外にも、大胸筋や後述する上腕三頭筋など使い方で様々な部位を鍛えることができるため、自重トレーニングにおける上半身最強の筋トレグッズとも言われています。

ディップス

ディップスは三角筋を効果的に鍛えるトレーニングです。

  1. 両手でディプススタンドのバーを握り身体を浮かせる
  2. 足は膝を90度に曲げて後ろで組む
  3. 肘を曲げながら体をゆっくりと下げる
  4. 限界まで下げたら素早く身体を上げる

ディップススタンドには「セパレートタイプ」と「一体型タイプ」の2種類があり、収納性を重視するなら「セパレートタイプ」、安定感を求めるのであれば「一体型タイプ」と、自宅のスペースに合わせたものを選ぶのが良いでしょう。

7.チンニングマシン

チンニング(懸垂)マシンと名前の通り、懸垂トレーニングを行うためのグッズで、海外映画で俳優がチンニングマシンで懸垂トレーニングをしているシーンを見たことがある方もいるかと思います。

チンニングマシンは三角筋だけでなく先に紹介した広背筋や、後述する上腕二頭筋など上半身のトレーニングができるため、据え置きタイプの中では人気の高いグッズです。

ワイドグリップ
  1. 肩幅より広いスタンスでバーを握る
  2. 肘を曲げて両腕の力で上半身を浮かせる
  3. 肩がバーの位置に届くまで身体を引き上げる
  4. ゆっくりと上半身を下げる

チンニングマシンを購入する際は、対荷重が自体重の1.5〜2倍に対応しており、フレームが太くて安定しているものを選びましょう。

上腕二頭筋

上腕二頭筋は肘を曲げて拳を握りしめた時に、力こぶができる部位で、パンプアップした太くて逞しい上腕二頭筋に憧れる方も多いのではないでしょうか。

上腕二頭筋は主に物を持つときに活躍する筋肉なので、家族や恋人の荷物を代わりに持つなど、意識すれば日常生活でも気軽にトレーニングをすることが可能です。

上腕二頭筋を鍛えるメリット

日常生活のパフォーマンス向上

上腕二頭筋の筋肉を鍛えることにより、同時に握力も強くなりますので、日常生活での力作業の効率化はもちろん、スポーツをやってる方はパフォーマンスの向上に繋がります。

疲労による怪我の防止

上腕二頭筋が鍛えられると、荷物を持つ時などに腰や関節の負担が軽減され、疲労がしにくくなり怪我の防止ができます。

上腕二頭筋を鍛える筋トレグッズ

8.ダンベル

ダンベルは上腕二頭筋のトレーニングに適したグッズです。

上腕二頭筋を鍛えるトレーニングを2種類ご紹介します。

ダンベルカール
  1. 立った状態で両手を逆手にしてダンベルを横向きに持つ
  2. 脇を締めて肘の位置を固定したまま肘を曲げ、ダンベルを胸に引き付ける
  3. 肘が曲がりきったところで、ゆっくりと下ろし、それを左右交互に行う
ハンマーカール

ハンマーカールは、ダンベルを縦に持ち、ダンベルカールと同じ動作をするトレーニングです。

「ダンベルカール」は上腕二頭筋の内側に付いている短頭という筋肉を鍛えられる一方で、「ハンマーカール」は上腕二頭筋の外側に付いている長頭という筋肉を鍛えられます。

  1. 椅子に座ったまま背筋をしっかりと伸ばす
  2. ダンベルを縦に持ち、息を吐きながら肘を上げる
  3. 肘が45度の角度まで曲がったら停止して、ゆっくりとダンベルを下げる
  4. ダンベルを下げる際に、肘が伸び切らないようにする

9.バーベル

ダンベルと同じく上腕二頭筋を鍛えるのに最適なのがバーベルです。

バーベルを使ったトレーニングは、脚を肩幅に広げ、バーベルを逆手で持って胸に引き寄せる「バーベルカール」から始めると良いでしょう。

バーベルカール
  1. 背筋を真っ直ぐにして、腕を伸ばした状態でバーベルを握る
  2. 肘を身体の横にしっかり固定し、肘から先だけを曲げてバーベルを引き上げる
  3. バーベルを上げたら、ゆっくりと1の状態に戻す

バーベルカールのコツは、肘の位置を固定した状態で行うと、ダンベルより狭い可動域で上腕二頭筋により大きな負荷をかけることが可能です。

10.アームブラスター

アームブラスターは先ほどご紹介した、「アームカール」や「バーベルカーム」などのカール系のトレーニングで、上腕二頭筋により負荷を掛けるサポートグッズで、上腕二頭筋を効率的に鍛えたい方にオススメです。

アームブラスターの使い方
  1. アームブラスターのベルトを首から掛ける
  2. プレート部分が胸の下あたりにくるようにベルトを調整する
  3. 肘をプレートのくぼみに固定させる
  4. 背筋を伸ばした状態で、ダンベルカールやバーベルカールを行う

選び方はプレートがアルミニウム合金の素材で、首への負担を軽減するためにベルト部分にネックパットや滑り止めが付いているタイプが良いでしょう。

上腕三頭筋

上腕三頭筋は上腕二頭筋の裏側に位置する筋肉で、主に物を投げるときや、腕を押し出す動作に使われます。

二の腕の部分にあたる筋肉で、内側頭、外側頭、長頭の3つの筋肉で構成されていることから、上腕三頭筋と呼ばれています。

上腕三頭筋は腕の70%の筋肉を占めているため、男らしい太い腕を目指している方であれば、上腕三頭筋をメインに鍛えるのが効率的でしょう。

上腕三頭筋を鍛えるメリット

二の腕が引き締まる

上腕三頭筋は鍛えると男性のように腕が逞しくなると思われがちですが、女性であれば気になる二の腕のたるみの解消にも効果があります。

上腕三頭筋が衰えると二の腕に脂肪がつきやすくなったり、皮膚を支えられずにたるんでしまいますが、上腕三頭筋を鍛えることで引き締まった二の腕を手に入れることができます。

肩こりが防げる

上腕三頭筋は肩甲骨と繋がっている筋肉にも関わらず、日常生活ではほとんど使われない筋肉です。

上腕三頭筋の長頭という最も背中に近い筋肉が弱まってくると、肩甲骨を外側に引っ張る力がなくなっていき、何もしないと筋肉が固まって肩こりの原因を引き起こします。

長頭をトレーニングすることにより、肩甲骨まわりの可動域が広がり、肩こりが防げるという訳です。

上腕三頭筋を鍛える筋トレグッズ

11.ダンベル

これまでにも何度かダンベルをご紹介しましたが、上腕三頭筋を鍛えるには「フレンチプレス」が最適です。

フレンチプレスは上腕三頭筋の内側部分にある「長頭」を重点的に鍛えることができます。

フレンチプレス
  1. 足を肩幅程度に開き、両手でダンベルを持つ
  2. 耳の横に肘が付くようにダンベルを頭上まで持っていく
  3. 息を吸いながら肘を曲げて、ゆっくり腕を頭の後ろに倒す
  4. 再びダンベルを頭上まで持っていき、3の動作を繰り返す

また、「キックバック」というトレーニングは二の腕の引き締め効果が高く、女性にもオススメです。

キックバック
  1. 壁やベンチに片手を添える
  2. もう片方の手でダンベルを持ち、前屈みになる
  3. 上腕~身体~お尻までが一直線で並行となるようにキープ
  4. 腕を後ろに円を描くようにゆっくりと伸ばす
  5. 腕が伸び切ったら腕が地面と並行になるような戻す

キックバックも上腕三頭筋の「長頭」を鍛えるトレーニングで、ダンベルを持つ腕は地面と水平にするのがコツです。

12.トライセプスバー

トライセプスバーは上腕三頭筋を集中的に鍛えるためのトレーニンググッズです。

一般的にバーベルバーは一直線で手のひらを横にして持つイメージかと思いますが、柵を握るように手のひらを縦にして持てるバーベルバーと言えば創造しやすいでしょう。

プルオーバー
  1. 床に仰向けの状態になり、脚は立てて軽く曲げる
  2. 腕を肩幅にセットし、胸の上でトライセプトバーを持つ
  3. 脇をしっかり締めて、肩の真上からみぞおち方向へ下ろす
  4. 再び胸の上にトライセプスバーを戻して、3の動作を繰り返す

トライセプスバーを使うことでバランスがとれることや、肩を痛めることなく重たいウェイトでトレーニングができるため、効果的に上腕三頭筋を鍛えることができます。

プルオーバー以外にも前述したフレンチプレスや、他の部位を鍛えるトレーニングでもトライセプスバーは活用できるため、使い道が幅広くオススメのグッズです。

トライセプスバーはスクリューがついており単体では使えないため、バーに付けるお好みの重さのプレートを合わせて購入する必要がありますのでご注意ください。

脚の筋肉

脚の筋肉は日常生活からスポーツの場面まであらゆる活動で働いている重要な部分です。

脚の主な筋肉は、「大腿四頭筋」と呼ばれる太ももの前面にある筋肉や、「ハムストリングス」と呼ばれる太ももの裏側にある筋肉、「下腿三頭筋」と呼ばれるふくらはぎの筋肉があります。

また、同じ下半身の筋肉では「大臀筋」があり、大臀筋はヒップラインを作るために重要な筋肉でもあります。

身体全体の筋肉でも下半身が占める割合は60〜70%と言われていますので、下半身を鍛えれば身体の半分以上が鍛えられていることになります。

脚の筋肉を鍛えるメリット

基礎代謝が上がる

先ほどご説明した通り、下半身は身体の6~7割の筋肉を占めていますので、鍛えることで基礎代謝が向上します。

基礎代謝が向上すると、消費するエネルギー量が増え、結果として脂肪燃焼やダイエット効果が期待できます。

また、脚の筋肉を鍛えることで血流が良くなり、冷え性の改善にも効果があります。

下半身のスタイルが良くなる

脚の筋肉を鍛えることで、ふくらはぎやふともも、お尻が引き締まり、下半身のシルエットが美しくなります。

また、下半身のトレーニングによって腰回りの筋肉がつき、骨盤の歪みがとれるといった効果も期待できます。

運動のパフォーマンスが上がる

太ももの裏側にある筋肉であるハムストリングは 走るときに活躍する筋肉であり、ハムストリングを鍛えれば、長距離マラソンであれば持久力が、短距離走であれば瞬発力の向上が期待できます。

また、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋は、足から心臓へと戻る血液を循環させるために大きな役割を担っているため、下腿三頭筋を鍛えると、疲れにくくなります。

加齢に伴う筋肉低下を抑える

脚の筋肉は、立つ、歩く、座るなど日常生活で欠かせない部位ですが、年齢とともに筋肉量が落ちていくと、怪我や骨折などがしやすくなったり、関節への負担から痛みを伴ったりと生活に支障をきたす可能性があります。

日頃から下半身の筋肉を鍛えることにより、健康な身体が維持できるといっても過言ではありません。

そのため、筋トレの時間が取れない日であっても、駅やオフィスではエレベーターを使わずに階段を使うなど、日々の積み重ねが大切です。

脚の筋肉を鍛える筋トレグッズ

13.ストレッチマット

下半身の筋トレは自重トレーニングが多いため、ストレッチと自重トレーニングの両方で使えるストレッチマットがオススメです。

リーズナブルな価格で、自宅に敷いておくだけでトレーニングへのモチベーションも維持できるマストグッズです。

マットを使った下半身の自重トレーニングをご紹介します。

ノーマルスクワット

ノーマルスクワットは太ももの筋肉である「大腿四頭筋」を鍛えるトレーニングです。

  1. 両足を肩幅程度に開き、つま先はやや外側に向けて立つ
  2. 両手は旨の前でクロスさせ、息を吸いながら腰をゆっくりと落とす
  3. 太ももが床と平行になる程度に腰を落としたら、膝を伸ばして最初の姿勢に戻す

スクワットは1回あたりの消費エネルギーが大きいため、まずは10回×3セットでチャレンジしてみましょう。

ヒップリフト

ヒップリフトは、ハムストリングを重点的に鍛えるトレーニングです。

  1. 身体を仰向けにして、膝を90度に曲げる
  2. 肩から膝までが一直線になるように床から腰を持ち上げる
  3. お尻を締めるようにしてキープする
  4. 腰をゆっくり下げて、2の動作に戻る

腰が痛くなってしまう方は、お尻にクッションを入れて行いましょう。

カーフレイズ

下腿三頭筋を鍛えるなら、かかとを地面から浮かせ、つま先立ちをキープするカーフレイズがオススメです

  1. 壁の前に立ち、足を肩幅程度に開く
  2. 壁に手を当てて身体を支えながら、かかとをゆっくり上げる
  3. かかとが上がり切ったら、かかとを床につくギリギリまで下げる
  4. かかとは床につけず、2〜3の動作を繰り返す

さらに下腿三頭筋への負荷を高めたい方は、片足だけで行うとより効果的です。

その際にもう片方の足は、軸足に引っ掛けるようにすると安定します。

ストレッチマットはヨガマットとも呼ばれており、厚みの種類がありますが、自宅のトレーニングで使うなら振動や衝撃を吸収しやすい厚みのある10mm以上のものが良いでしょう。

14.ケトルベル

ケトルベルはダンベルとよく似ていますが、持つ場所と重りの部分が離れており、部分的に負荷をかけるダンベルとは異なり、全身運動でケトルベルの重さを操作するといった体幹や、身体の動きを重視したトレーニングができます。

ケトルベルを使ったトレーニングは、自重トレーニングよりも短時間で効果的に下半身を鍛えることができます。

ケトルベルフロー
  1. ケトルベルを両足の真ん中に置き、足を肩幅程度に開く
  2. 膝を曲げて両手でケトルベルを掴む
  3. 素早く立ち上がり、お尻と両脚の筋肉を使ってケトルベルを胸まで引き上げる
  4. 胸の前でケトルベルをキープし、膝を曲げてスクワットの姿勢をとる
  5. ケトルベルを胸の前で維持しながら立ち上がり、ゆっくりと床に置く
  6. 再び2のスタートポジションに戻す

ケトルベルを選ぶ際は、女性なら4kg〜8kg、男性なら12kg〜16kgが理想的な重さです。

自宅でトレーニングをする際は、床が傷つかないよう、表面がコーティングされている、持ち手が握りやすいものを選びましょう。

15.レッグエクステンション

自宅にトレーニングスペースが設けられる方は、レッグエクステンションという、太ももの大腿四頭筋を鍛える事ができるマシンをオススメします。

レッグエクステンション
  1. 重さを選ぶする
  2. 膝をシートに乗せて、位置を調整する
  3. レッグパットが足首の上に位置するように調整する
  4. グリップを握り、息を吐きながらゆっくりと膝を伸ばす
  5. 息を吸いながらゆっくり戻す

足首はレッグパットに対して90度の直角となるようにするのがコツです。

レッグエクステンションを購入する際は、ハムストリングが同時に鍛えられるレッグカールに対応している1台2役のマシンもあるので、下半身を本格的に鍛えたいという方はぜひお試し下さい。

まとめ

今回は鍛えたい筋肉の部位別に筋トレの質が爆上げできるグッズをご紹介しました。

筋トレグッズがあると、効果的にトレーニングができることはもちろんですが、モチベーション維持や正しいフォームで身体を痛めたり、怪我を防止できることも大きなメリットです。

また、筋肉を鍛えると、見た目の美しさだけでなく、ドーパミン、セロトニンといったメンタルに良い影響を与えてくれる様々な脳内ホルモンが分泌されるため、心身ともに身体の内側から健康になることができます。

それでは、充実した筋トレライフをお過ごし下さい。

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