どうも、神楽坂・江戸川橋・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表で絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 2024年 東京クラシックフィジーク 175cm以下級 準優勝
- 【男性版】日本を代表する人気メンズフィットネスモデル8人を紹介!にて紹介されました
- 資格 NSCA-CPT, NESTA-PFT, PHIピラティスインストラクター, キックボクシングプロライセンス

パーソナルジムGAINを開業して早5年が経過しました。今回はこの節目に、運営者として感じるパーソナルトレーナーとしての本音を少し語っていこうかなと思います。
パーソナルジムは長期で通うものではない

いきなり刺激的な言葉からなのでびっくりされた方もいるかもしれません。しかし、本音は6ヶ月-1年程度でパーソナルジムを卒業し、24時間ジムに切り替えて自身でトレーニングを継続していただくのが、本来お客様のためなのです。
というのは、元々お客様がパーソナルジムに通うと決めたきっかけは様々ではありますが、共通して言えることは「肉体への意識」に目を向けられたからでしょう。
しかし、人間の集中力やモチベーションというのはそう長くは続きません。ましてや、パーソナルトレーナーはお客様にとっては単なる他人です。「頑張りましょう!」と励まされたところで、目標や小さな結果すらも見えなければ、人は「筋トレしないこと」を正当化します。まさにゴールのないマラソンを走ることに意義を見出せないのです。
短期集中でのボディメイクはあながち間違いではない
有名どころで言えば、ライザップという短期集中で食事制限を中心にボディメイクを試みるパーソナルジムがあります。大手なので、人間の心理や「三日坊主」になりがちなダイエットをどう攻略するかという視点に立って戦略を立てられているなぁと感心する一方、中小規模のパーソナルジムでは短期集中で!というところがあまり多くありません。
もちろん、ライザップと同じ土俵で戦うわけにはいかないからという理由もありますが、何せ最初にかかる費用が高額になりすぎるがゆえ、怖くて打ち出せないというのも本音としてはあるのかと思います。
しかし、5年間運営してきて感じるのは「短期集中で迅速に身体の変化を体感してもらい、その身体を維持したい!もっとかっこよくなりたい!」という感触を得ることこそが、お客様にとっても、担当するトレーナーにとっても【価値】であると思い始めています。
お客様の課題に100%応えられるパーソナルジムこそ正義
もちろん、全員が全員「マッチョになりたい」「くびれが欲しい」というニーズで来られているわけではありません。運動不足の解消を目的にされていて、週1回運動がしたいというニーズには全力で応えていきたいと思っています。
しかし、週1回のみの運動では、劇的に脂肪を落としたり、十分な筋肉をつけるには不十分と言わざるを得ません。
この点、多くのお客様とジム側で認識の齟齬があるように感じてなりません。パーソナルジムに来れば身体が変わるかもしれない。という、いわば受動的かつ抽象的な希望を持たれてこられるお客様がほとんどの中、目的意識もなく長期にわたって通っていただくことに、申し訳ないとすら思います。
本当に身体を変えたいと思っているお客様に対しては、本音で話すべきだと感じています。
身体を本気で変えるなら、少なくとも週3以上は確保が本音
何事も週1回の行動で人生が変わるようなことはないのと同様に、筋トレにおいては「頻度」と「負荷」、そして「栄養素」や「睡眠」といった要素が必要不可欠となります。頻度と負荷については、まさにジムで実践されるものになりますので、本気でかっこいい身体を作りたいのであれば少なくとも週3以上の頻度と、適切な負荷による筋トレが必須になります。
多くの運動初心者が希望的観測をもとに、週1回のパーソナルトレーニングだけで身体が爆変すると思われている節がありますが、我々トレーナーから真実をしっかり伝えていく必要があると思います。
筋トレは外国語学習と同じ
インスタに出てくるナイスバディなモデルや、コンテストに出ているような選手が、週1回の筋トレだけで作り上げていると思いますか?あり得ません。週6で筋トレを「正確に」行い、食事管理も徹底してやっとあの身体が出来上がるのです。
まさに、我々人間が外国語を習得する道のりと同じで、ほぼ毎日インプットとアウトプットを繰り返し、相手に間違いを指摘され、それを修正し、単語を何度も何度も暗唱して口で記憶していくように、筋トレも「習慣化」するからこそ結果が出るわけです。
このブログの読者さんで、週1回2回程度の英会話教室に行ってマスターできた方はいないはずです。教室に通う以外に、家で動画を見たり、文法を復習したり、またはBARに行って英語を話すチャンスを探したりと、能動的に動いて少しずつ成果が見えてくるのではないでしょうか。
何かを得るということは相当な痛みも伴うのが通常でしょう。何度も言いますが、本気で身体を変えるというのは生半可な気持ちではできません。最初は週1から様子を見たいという初心者さんが多いですが、あくまでも運動不足をちょっとでも改善したいという人以外には全くオススメできません。
GAINがガチで勧める初心者への5ヶ月間
当パーソナルジムは神楽坂、江戸川橋にあるパーソナルジムGAINです。料金表をもとに、以下のシミュレーションを見ていただきたいのです。
- A: 初回3ヶ月を月12回で通い、4ヶ月目、5ヶ月目は月8回、6ヶ月目からは月4回で合計1年間通った場合
- B: 初回から月4で1年間通った場合
Aのパターンでは、一年間で約100万円の費用がかかります。
一方、Bのパターンでは64万円と、Aに比べおよそ60%で通うことができます。その差は40%程度です。
しかし、Aのパターンでは最も肝心な初期段階でしっかりと体の基礎作りに着手し、5ヶ月という割と短期間で生涯筋トレに付き合えるだけのフォームと知識を習得できます。身体も確実に変わってくるでしょう。
他方、Bのパターンだけでは1年間通ったとて、身体に目立った変化はありません。自らセルフトレーニングが正確にできないのであれば、[江戸川橋]パーソナルジム初心者が陥る金ドブパターンにも書いておりますが、お金の使い方として疑問が残ります。
セルフトレーニングが正確にできる人は
パーソナルトレーニングでしっかりと負荷を与え、正確なフォームでトレーニングをすると段々と筋肉の使い方がわかってきます。なので、パーソナルトレーニングと並行してセルフトレーニングに活かせる人であれば、パーソナルトレーニングは最低限の月4程度でも全く問題はありません。
しかしパーソナルトレーニングを始めて間もない人の多くは、セルフトレーニングを勧めてもやらず終いが多いです。(当ジムのセルフプライベートジムの利用者数調べ)
すると、やはり“楽な方に楽な方に”流れて、週1のパーソナルだけでいいやと本末転倒な結果となってしまうのです。やはり、鉄は熱いうちに打てでしょう。モチベーションが高い時期に一気に打ち込む方が確実にあなたの糧になります。
セルフトレーニングができるようになるまでは、自己投資だと思ってパーソナルに課金する方が絶対に良いと断言して締めくくりたいと思います。
最後に
私たちプロのパーソナルトレーナーは、本当に心からお客様の身体を変えたいと思っています。同時に、パーソナルトレーニングは決して安くないので、お客様へ経済的負担を強いてしまうことにも抵抗があります。
体験レッスン時に自分の想いをしっかりとトレーナーに伝え、自分は経済的利益を重視するのか、お金はかかってもいいから結果を重視するのかを共に考えていけたら良いなと思っています。