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CBDは病院でも処方してもらえる?CBDを徹底解説!製品の選び方も

アメリカの美容業界や健康業界が発信源となり、一大ブームとなったCBD。

日本においては、原料が大麻であることから抵抗を持つ方もおられるまだまだ認知度の低い成分です。

ストレスを多く抱える方や不眠などで困っている方からは、安定剤や睡眠導入剤といった薬品ではなく、また大麻そのもののような酩酊状態になってしまう違法薬物でもないものの、気持ちを落ち着かせ心身ともにリラックスさせる働きやストレスや睡眠障害を改善する働きがあることから、注目されている物質です。トレーニング後のリカバリー目的からトレーニングを行うトレーニーからも注目をされています。

一方で、やはり大麻が原料となっていることからも、その危険性や安全性、依存性などで使用に不安を感じたり、それが原因となって使用について否定的に見られている方もいらっしゃいます。CBDについて正しく理解がされていないことが大きな理由ではないでしょうか。

そこで、ここではCBDがどのような物質なのかを徹底解説するとともに、その効用から医療機関でもCBD製品を処方してもらえるのか、そしてCBD製品を自分で購入する場合にどのように選べばよいかについても解説していきたいと思います。

CBDとはどのようなもの?

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CBDを全く知らないという人向けにまずはCBDがどのようなものかを解説します。

CBDとはカンナビジオールと呼ばれる物質で、大麻草が作り出す植物性カンナビノイドの一つです。カンナビノイドとは、人間を含む動物の体内にある「カンナビノイド受容体」に作用する活性化合物のことをいいます。

カンナビノイドには、体内で作られる内因性カンナビノイド化学的に合成される合成カンナビノイド、それに大麻草の成分として自然に合成される植物性カンナビノイドがあります。全部で100種類以上あるカンナビノイドですが、約60種類が大麻草で作られる植物性カンナビノイドなのです。

これらの3つの種類のカンナビノイドは、これまでの研究で色々な医療効果があることがわかってきており、体の健康バランスを保ち健康的に活動を行うために必要な物質だというように研究が進められてきました。

CBDは大麻草の茎や種子の中で出来る天然の化学成分です。海外での研究においては、色々な健康効果や治療効果が発見されており、その効果については世界中で期待されています。大麻草で作られる成分ですが違法性がなく、日本国内においても健康対策用のサプリメントとして多くの製品が作られているほか、輸入販売も盛んです。リキッドやオイルをはじめ、ハーブやグミ、パウダーなど多くの商品があります。

特に、ベースオイルとしてオリーブオイルやココナッツオイルを溶媒としてCBD成分を溶かしたCBDオイルは携行しやすく、摂取するのも簡単なことからとても人気が高い商品になっています。

違法薬物のマリファナ(大麻)とは違う成分であるCBD

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大麻が違法薬物として有名になったのは、大麻に含まれるカンナビノイドの一つであるTHCが原因です。THCはテトラヒドロカンナビノールと呼ばれる成分で、人をハイの状態にしてしまう効能があります。THCが持つ精神活性作用がカンナビノイド受容体CB1に働き、脳や精神に対して悪影響が出るからなのです。そのため、大麻は日本国内で規制され、所持すれば大麻取締法違反となってしまうのです。

CBDにはこの精神活性作用が含まれていません。化学成分であるためCBDやTHCにも化学式が存在しますが全く異なる構成となっています。つまりこれらの成分は、性質も全く違うものなのです。

CBDの毒性や副作用からみる安全性について

CBDはこれまでの世界的な研究の中でも安全な化学成分だと確認されています。ですが、日本国内ではメジャーでないことから、どうしても不安に思う方も多いのでは?

そこでCBDの安全性について、向精神作用・副作用・依存性の視点より、それぞれ解説します。

・向精神作用

向精神作用とは、思考・気分・感覚・意欲・情動などの精神機能を変化させる作用をいいます。CBDにはこの向精神作用がないことから、心理的な機能への影響もありません。そのため、医療用としての応用製品への可能性も見出されています。

・副作用

安全だと言われているCBDですが、副作用が全くないというわけではありません。副作用として挙げられるものに強い眠気やめまい、吐き気、口の渇きというものがあります。ですが、これらの副作用は、病院や薬局などで購入する痛み止めや鼻炎薬といった薬などと比べてみても、日常活動に影響がでるレベルのものではありません

例えば強い眠気がでるという方の場合、摂取時間を睡眠前にすることでリラックスして睡眠をとることができるようになります。また、摂取量を抑えればそれほど強い眠気は起こりません。吐き気が出るのであれば、食後に摂取することで抑えることができます。口の渇きであれば水を飲めば解決します。

このように健康に影響を与えないレベルの副作用なのです。

これらの副作用ですが、CBDそのものが原因でないケースもあります。大麻草については、土壌を綺麗にする働きをもっており、土壌にある有害な物質などを吸い取ってしまいます。そのため、綺麗な土壌で育った大麻を原料として作られたCBDに比べ、土壌汚染のある土地で作られた大麻から抽出した成分の場合、それらの汚染物質が抽出した成分の中に混入してしまっており、それらの物質が引き金になって副作用を起こすということもあり得ます。

また、抽出精度によっても副作用がでる恐れはあります。CBD純度100%で抽出された純粋なCBDでは、副作用はほぼ出ないでしょう。ですが海外産のブロードスペクトラムと呼ばれるTHCを除去したCBDの場合、場合によってはTHCが少量ですが混入しているようなこともあり得ます。アメリカであれば、THCも違法ではありませんので、抽出精度の低い品質の悪い商品であれば、THC成分が混入してしまっていて、THC成分による作用が出てしまい、結果それが副作用のように現れてしまうのです。

当然違法薬物使用になってしまいますので、特に海外から個人輸入で取り寄せたりする場合は、生産場所や材料については十分確認して購入することが、副作用を防ぐために必要だといえます。

・依存性

CBDを摂取することによる依存性はありません。なぜなら、CBDそのものに精神活性作用がないからです。

例えば麻薬成分であるTHCが含まれていれば、当然ながらTHCが持つ効能に依存性があるので、大麻の依存症になってしまう可能性はあります。CBDには精神活性作用がないことから、CBDを使用して依存症に陥るということはないのです。

一方で、依存症はCBDなど対象成分などに依存性がなかったとしても発症する可能性はあります。例え精神活性作用を持っていなかったとしても、精神的に落ち込んでいるときなどに自身の気持ちを支え奮い立たせるようなものであれば、それが個人的な依存の対象になってしまうのです。

CBDの成分要因としてではなくても依存してしまうということは考えられるのです。とはえいえ、CBDだから依存するということはありませんので、安心して使用することができるといえます。

CBDを使用するメリット・デメリット

CBDの使用にはメリットがあれば、デメリットもあります。メリットが無ければ使う必要性がまずありませんが、デメリットが表裏一体で存在するのは、CBDに限ったことではありません。

CBDのメリットには次のようなものがあります。

・病気や体の不調に対する治療効果の恩恵

・ダイエット効果

デメリットもあります。

・どれくらいの量が自分に適しているかがわかりづらい

・どの製品が信頼して利用できるかがわかりづらい

・値段が高い

このように病気や体の不調に対する治療効果があるほか、ダイエットにも効果があると言われています。これはカンナビノイド受容体CB2にCBDが働きかける効能が体の調子を整える働きを持つからです。

治療行為として用いられる医療用目的のものは市販できませんが、健康増進目的の製品については、健康食品として一般でも市販されます。大麻取締法に抵触する商品は販売できませんので、日本国内においては原則的には認可条件を満たした商品でなければ販売されていないといえます。

CBDの持つ病気や体の不調への効果の可能性

CBDを使用するメリットとして、病気の改善効果や体の不調を整える効果の可能性が示されています。これは、カンナビノイド受容体CB2が中枢神経や免疫システム全体に存在しており、CBDはこのCB2に対して作用するからです。つまり、免疫システムに作用することで、病気や体調を調整する働きが得られる可能性があるのです。

医療用含めその効能を上げると、次のような効果が期待されます。

・がん症状の緩和

・慢性的な痛みの緩和

・恐怖や不安などの鎮静化

・抗うつ作用

・心臓や血管の働きへのストレス低減効果

・ニキビや肌荒れなどによる改善効果

このような病気などへの改善効果が得られます。

お肌が気になる方については、ニキビ改善だけでなくお肌の美肌効果も期待されるは嬉しいですよね。なかなか寝付けないという人にも薬効でなく自然の睡眠導入剤としての効果が期待できますので、ぐっすりと良質な睡眠をとることができるといえます。

CBDの持つダイエット効果の可能性

CBDを使用するメリットの二つ目として、体重の減少を誘導する効果が期待されています。とはいっても、CBDそのものが体重を減少させるというわけではなく、そのような直接的な効果があるわけではありません。

これは、CBDを摂取することにより食欲を抑えることができ、摂取カロリーが減ることから体重が減少するというものです。

もう一つ、ダイエット効果に期待したい人に嬉しい効果があります。それは体内の褐色脂肪細胞を増やす可能性があるということ。

褐色脂肪細胞とは、体内に2種類ある脂肪細胞の一つで、中性脂肪を蓄える働きのある白色脂肪細胞とは違い、血液中に遊離している脂肪酸を取り込んで熱を産み、そこからエネルギーを作りだして脂肪を消費する働きをする細胞です。

人の身体には通常、白色脂肪細胞が大半を占めており、褐色脂肪細胞は劣勢の立場にある細胞といえます。とはいえ、この褐色脂肪細胞の数には個人差があり、年齢や生活習慣などにも左右されます。標準体型の人と肥満体型の人とを比べると標準体型の人のほうが多く褐色脂肪細胞を持っています。これは太ったことにより褐色脂肪細胞の数が減ったということではなく、褐色脂肪細胞が元々少ないことから脂肪燃焼量が少なく、痩せにくい体質ということから太ってしまったという結果だとえいます。

CBDは、この褐色脂肪細胞を増やす可能性があるのです。大半を占める白色脂肪細胞を少しでも褐色脂肪細胞に替えることが出来れば、当然エネルギーとして脂肪を消費する量も増えていきます。結果的に脂肪が減少しダイエットに繋がるというわけです。

このファットブラウニングと呼ばれる白色脂肪細胞の褐色化は、日常活動においても例えば適度な運動や十分な睡眠をとることなどで促進されるのですが、CBDを摂ることで、この褐色化をより多く起こすことで、より痩せやすくなるのです。

CBDを摂取することで、これらの要因からダイエット効果も見込まれるのです。

CBDは病院でも処方してもらうことができる?

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どこの病院でも処方は可能というわけではありませんが、病院によってCBD製品を処方してもらうことは可能です。精神科や心療内科によっては、その効能から医師の治療方針により化学合成された薬品ではなく、自然の治療薬としてCBDを処方している病院はあるのです。

日本の国内法の関係で、THCが含有する恐れのある商品は販売することはできません。そのため法的に問題の無い医療グレードのものが処方されますが、値段が高いのがデメリットではないでしょうか。

CBDの種類

CBDの種類には、3タイプあります。日本の国内法上、購入できないフルスペクトラムも含め、それぞれの種類について解説します。

・アイソレート

アイソレートは、大麻草から99%以上の濃度で抽出した純粋なCBDをいいます。つまり、大麻草に含まれているCBD以外のカンナビノイドが含まれていないものを指します。

・ブロードスペクトラム

ブロードスペクトラムは、大麻草に含まれているカンナビノイドを抽出したものからTHCを除去したものをいいます。違法対象になるTHCを除く植物性カンナビノイドが全て入ったものを指します。

・フルスペクトラム

ブロードスペクトラムがTHCを除いた植物性カンナビノイドであることに対し、名前の通りTHCも含めて全ての大麻からの抽出したカンナビノイドが含まれている抽出物を言います。

当然ながらTHCが含まれているので、フルスペクトラムのCBD製品は国内での販売や使用は大麻取締法違反になります。

CBD製品の選び方

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CBD製品を購入する場合、フルスペクトラムの製品は購入してはいけません。なぜなら、違法だからです。

日本国内ではCBDの抽出ができませんので、CBDはアメリカなど外国で抽出したものから作られた商品を輸入するか、CBDを輸入し国内で加工することになります。アメリカではTHCそのものは違法ではありませんので、品質の悪いメーカーのものであれば、ブロードスペクトラムであっても微量のTHCが含まれている可能性があります。

その為、ブロードスペクトラムとはいえ、信頼のおける販売店から購入するようにしましょう。

CBDオイルやCBDベイプは、リフレッシュしてスッキリしたいときのお供に最適です。プロアスリートの中には自身で製品をプロデュースする選手もいるほどです。ダイエッターやトレーニーのトレーニング後の気分転換やリフレッシュにもおススメですよ。

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希少成分であるCBNもおススメ

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ここまでCBDについてご紹介しました。 ですが、2020年後半頃より急激に注目を浴びるようになってきた成分にCBNがあります。

このCBNは、ヘンプから摂れる量が2番目に多いCBDと比べ、わずか1%未満しか摂れない成分です。効能としては、痛みの緩和や睡眠を補助する効果が期待される成分です。

ベイプやハーブなども手軽に成分を摂ることができるのでおススメです。

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