どうも、神楽坂・江戸川橋・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表で絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 得意分野 ボディメイク、ダイエット
休んだら戻れなくなる」という思考の正体

「一度止まったら、もう二度と同じペースには戻れない」
これは筋トレに限らず、多くの習慣に対して人が抱きがちな恐怖です。
ですが冷静に考えてみてください。
これまであなたは、どうやって筋トレを続けてきたでしょうか。
最初から完璧に、毎週同じ頻度で、同じ強度で続けてきた人はほとんどいません。
忙しくて行けない週もあったはずです。
体調が優れず、軽めで終わらせた日もあったはずです。
それでも、あなたは「戻ってきた」。
その積み重ねが、今の身体を作っています。
継続とは、一直線である必要はありません。
少し止まって、また歩き出す。
その繰り返しこそが、現実的で、長続きする形です。
気持ちが切れた」と感じたときに起きていること
1週間休んだあとに感じる最大の変化は、身体ではありません。
多くの場合、「気持ち」です。
・ジムに行くのが少し億劫
・以前ほどのやる気が出ない
・せっかく継続したのに習慣が崩れた
・またサボるんじゃないかという不安
これは意志が弱くなったわけではありません。
単に、ルーティンが一時的に外れただけです。
人の行動は、モチベーションよりも「習慣」に強く支配されています。
歯を磨くのに気合がいらないのと同じで、
筋トレも「考えずに行く状態」になっていたはずです。
休養でその自動運転が一度切れただけ。
再起動には、少しだけ時間が必要なだけです。
再開時に意識してほしい、たった一つのこと

再開するときに大切なのは、
「以前と同じ強度でやろう」と思わないことです。
・重量は少し軽めでいい
・セット数も少なくていい
・時間も短くていい
重要なのは、「ジムに行って、身体を動かした」という事実です。
質よりも、まずは再接続。
ここで無理をすると、
・筋肉痛がひどくなる
・疲労が抜けない
・また間が空く
という悪循環に入りやすくなります。
再開初日は、ウォームアップだと思ってください。
身体に「戻ってきたよ」と伝える作業です。
継続できる人が、無意識にやっていること
長く筋トレを続けている人ほど、
「休んだ自分」を特別扱いしません。
・休んだ → そういう週もある
・行けなかった → 仕方ない
・また行く → それだけ
良くも悪くも、感情を乗せすぎない。
これが、結果として一番強い姿勢です。
神楽坂や江戸川橋周辺のパーソナルジムでも、
長く続いている方ほど、この感覚を自然に持っています。
完璧を目指していないから、やめない。
やめないから、結果が出る。
「仕事が忙しいから仕方ない」という危険な思考
ここで一つ、どうしても触れておきたい話があります。
中には、筋トレを休んだ理由を
「仕事が忙しかったから」
「最近本当に余裕がなくて」
と説明し、自分の中で完全に正当化してしまう方がいます。
最初はごく自然な自己防衛です。
誰だって、忙しいときはありますし、無理は良くありません。
問題は、そのまま
「しょうがないじゃんモード」
に突入してしまうことです。
・今日は無理
・今週も忙しい
・今月は落ち着いたら再開しよう
そうして気づいた頃には、ジムとの距離が完全に空き、
結果的に早期退会という形で終わってしまうケースを、現場では何度も見てきました。
本当に「忙しい」ことが原因でしょうか?ここで、一度だけ自分に問いかけてみてください。
あなたより数倍忙しいであろうジャニーズのトップアイドルや、世界中を移動しながら結果を出し続ける大谷翔平選手の前で、「仕事が忙しくて運動できませんでした」と胸を張って言えるでしょうか。
これは、彼らを基準にしろという話ではありません。才能や環境が違う、という反論も正しいです。
ただ一つ言えるのは、忙しさそのものが原因で身体が変わらないわけではないという現実です。
時間がない中でも、彼らは「何を削り、何を守るか」を選び続けています。
トレーニングを、優先順位の外に出していないだけです。
今の身体は、今までの選択の結果
厳しい言い方になりますが、これは事実です。
今の身体は、才能の差ではありません。
忙しさの差でもありません。
これまでの「選択」の積み重ねです。
自分に甘くしてきた結果が、今の身体に表れている。
だからこそ、身体を変えたいなら、
「甘さを正当化する思考」から先に変える必要があります。
休むこと自体は悪ではありません。
必要な休養も、戦略的なオフも大切です。
しかし、
「やらない理由を作って安心する」
この状態に入った瞬間、成長は止まります。
マインドが崩れると、身体は必ず元に戻る
筋トレは、身体より先にマインドが折れます。
そして一度、「しょうがない」という言葉が常態化すると、
トレーニングを再開するハードルは一気に上がります。
だからこそ守ってほしいのは、
筋肉量よりも、重量よりも、
自分との約束を守るという姿勢です。
完璧である必要はありません。
忙しい週があってもいい。
軽めの日があってもいい。
ただし、
「忙しいからやらない自分」を肯定しないこと。
これだけは、意識的に線を引いてください。
身体を変えたいなら、甘いままではいられない
身体を変えるというのは、
トレーニングメニューを変えることではありません。
サプリを増やすことでもありません。
「自分は忙しいから仕方ない」
この逃げ道を、少しずつ塞いでいくことです。
厳しいようですが、甘いままで身体を変えようとするのは、
アクセルを踏まずにスピードを出そうとするのと同じです。
だからこそ、マインドをしっかり守ってください。
身体は、その後についてきます。
【週一のパーソナルだけじゃ甘い】
最後に、少しだけ踏み込んだ話をします。
週一回だけパーソナルトレーニングを受けて、それ以外は特に運動をしない。
このスタイルで「習慣化」まで持っていけるほど、人間の意志は強くありません。
特に初心者のうちはなおさらです。
週一回の運動は、
「頑張っている感」は得られますが、生活そのものを変えるほどの影響力はありません。
その結果どうなるかというと、
・パーソナルがある日はやる
・それ以外の日は何もしない
・少し忙しくなると、すぐ崩れる
この状態から抜け出せず、「自分は意志が弱い」と勘違いしてしまいます。
ですが、問題は意志の弱さではありません。
頻度が足りていないだけです。
筋トレを習慣にするために必要なのは、気合や根性ではなく、「接触回数」です。
最初のうちは、
・パーソナルの週2-3に頻度を増やす
・もしくは自主トレの回数を増やす
どちらか、もしくは両方が必要です。
身体を変えたいなら、まずは「自分に甘い自分」から抜け出す必要があります。
週一回だけで変われるほど、今までの生活習慣は甘くありません。
逆に言えば、頻度さえ上げれば、意志に頼らなくても身体は変わります。
パーソナルジムは、
魔法の場所ではありません。
正しい方向に、現実的な頻度で身体を動かし続けるための環境です。
週一で満足するか、もう一段踏み込むか。
その選択が、数か月後の身体をそのまま作ります。

