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・コンビニのホットフード美味しいよね
・バーガーやチキンなどのファストフードがやめられない
どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表トレーナーで絶対ダイエット請負人の上地裕作です。
上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 得意分野 ボディメイク、ダイエット
手軽に早く食べられるのに安くてすぐ手に入るファストフード。美味しいけど、早く手間をかけずに作る必要があることから、基本的には揚げてできるものが多いですよね。ローカーボの視点から見ると、チキン類などは糖質が少なくダイエット向きと見えるかもしれませんが、普通の食生活をしている中で見ると、どうしても気になるのは脂質の摂取量です。
ファストフードはどうしても油で揚げて完成のものが多いです。食材以外の衣部分が揚げ油を吸っていることから、余分な脂質を摂取してしまいます。これはコンビニに限ったことではなく、から揚げ定食やかつ丼、バーガーやチキン専門店などのメニューにも言えることです。
一方で、糖質制限を行い脂質をエネルギー源に切り替えることで痩せることができるというケトジェニックという考え方があります。ケトジェニックでは、糖質を取らずに身体のエネルギー源を脂質に切り替えることで、体についた脂肪を使って痩せるという方法です。
しかし、こちらもやり方を間違えるとダイエットはおろか体を壊してしまいます。まして、生涯糖質を一切とらずに生活するなんてことは無理な話です。健康的にダイエットを行うこと、つまりは食生活をしっかりと見直し、健康的な生活を生涯送るためには、偏ったダイエット方法ではなく、PFCバランスをしっかりと抑えた食生活が大切になるのです。
そこで、今回は、ダイエットを行ううえでダイエットを阻害する過剰な脂質の摂取について解説します。
脂肪のとりすぎによる影響
脂肪、つまり脂質は炭水化物やたんぱく質と合わせて三大栄養素に数えられる栄養素です。エネルギーとして体を動かす元になるだけでなく、細胞を作るための材料でもあります。そのため、体には欠かせない栄養素なので、脂質を取らない生活というのは身体にとっても危険な考え方になります。また一方で、いくら体を作るための材料とはいえ、摂りすぎてしまうと体に良いわけでもありません。
まず脂質を過剰摂取すると脂肪として体に蓄えてしまいます。脂質なので効率よく体に蓄えてしまうわけです。カロリーも糖質やたんぱく質と比べても1gあたり5kcalも多く、摂りすぎれば当然オーバーカロリーを引き起こします。摂取カロリーが消費カロリーをオーバーするのですから、当然痩せませんよね。その結果ダイエットを阻害するのです。
しかし、阻害するだけでなく、体を病気に導いてしまいます。特に肥満が原因で引き起こしてしまう心筋梗塞や狭心症といった心疾患、脳梗塞や脳出血などの脳疾患など、生命の危機につながる大きな大病にもつながってしまうのです。
脂質の摂取量の目安は
脂質の摂取量は、ダイエットなど意識していない通常の状態で、1日の食事で得られる総摂取エネルギーの20~30%程度とします。
1日の摂取エネルギーが2,400kcalの場合であれば、480~720kcalが目安となります。エネルギーだとイメージできませんので重さ換算すると、脂質が1gあたり9kcalであることから、53~80g程度が目安となるのです。
アボカドで見ると、1個あたりの加食部分が150g前後であり、20%が脂質なので、1個で30gの資質が取れます。つまり、アボカド2個分前後が、1日の摂取目安となるのです。
ちなみに、パーソナルジムGAINのトレーナーも食事制限は基本的に脂質制限でボディメイクを行なっています。
写真は川部トレーナー。
アボカドで例えましたが、普段の日常生活においては、色々な食品に脂質は含まれています。例えばコンビニでフライドチキンとフランクフルトを買って食べたとします。フライドチキンの場合各社違いはあれど、平均で16g程度の脂質が含まれており、フランクフルトの場合で平均22g程度の脂質が含まれています。つまり、この2つのホットフーズを食べるだけで、1日の脂質目安量を食べてしまっているわけです。
このことから、コンビニでついで買いしてしまったファストフードと1日辺りの食事で摂取する脂質を合わせると1日の脂質目安をオーバーしてしまうわけです。つまり、コンビニのファストフードを愛用されている場合は、脂質摂取量は過剰となってしまうのです。
忙しいサラリーマンの方が牛丼並盛でお昼を取った場合でも、24g程度の脂質摂取になります。揚げ物でなくても、素材が持つ脂質だけでも一日の摂取目安の半分は取ってしまいます。また、ハンバーガーでも一回に2個食べているような方の場合、その一食で一日の摂取目安の脂質を食べてしまっているのです。
そのように見れば、いかに現代人が脂質を取りすぎているかというのが明白ですよね。
ダイエットを始める際には脂質の摂取量も意識しよう
今回は脂質の摂取について解説しました。現代人が如何に脂質を摂取する機会が多いかということが理解できたのではないでしょうか。
恐ろしいことに、一日の食べたもののメニュー次第では一日の目安量の2~3倍の脂質を摂取してしまっているケースもあり得ます。これじゃあ当然太ってしまいますよね。
体を動かして脂肪を落としていくことはダイエットの基本ですが、今以上に脂肪をため込まないようにするためには、このような食事の面を見直すことも大事です。糖質だけに意識を持っていかないように、脂質についても取りすぎていないか見直してみましょう。
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