・トレーニーは、頑張って鍛えても披露する場所はあるの? ・色々な大会名を聞くけど違いはあるの? |
今回はこのような疑問にお答えします。
どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN で代表をしている絶対ダイエット請負人の上地裕作です。
上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 得意分野 ボディメイク、ダイエット
ゲストさんから質問があったのですが、その内容はおそらく皆さんも知らないという方が多いのではと思う内容でした。今回はその質問内容を共有するとともに、その回答についてもご紹介したいと思います。
頂いた質問は次の通りでした。
『色々なパーソナルジムのトレーナー紹介を目にすると、色々な大会での受賞歴が書かれていたりしますよね。実際上地さんは
BBJやメンズフィジークでグランプリ受賞されております。素人から見ると、色々なクラスや大会があるようですが、日本にはトレーニー向けの大会はどれくらいあるんですか?』
これ、本当に興味がない方にはわからないですよね。
そこで今回は、日本国内で行われているボディビル系の大会について詳しく解説したいと思います。
日本国内にある4つの運営団体
日本にはフィットネス系のトップ団体として4つの組織があります。
・JBBF
・FWJ(NPCJ)
・SSA
・BBJ
この4つの団体は、それぞれ内容も違えばその歴史も違います。
日本国内にある大会はこれらの運営団体が主催して行われており、例えば同じフィジークでも審査基準が違っていたりするのです。特にJBBFとNPCJとでは、明確な違いなどもあるので、団体についても知らなければ、今後の競技人生を左右してしまう可能性もあるのです。
大会を解説するにあたり、各団体とその団体が主催する大会について紹介していきます。
JBBFとは
JBBFはJapan BodyBuilding&Fitness Federation という公益社団法人、1955年に発足した日本国内で一番歴史のあるボディビル運営団体です。ドーピングに対して厳格な団体で、抜き打ち検査なども行ったりしているのが特徴です。
なんとなく、硬派なイメージの大会で、華やかさはなく、男臭い大会と言えます。
ボディメイクを競技と捉えている選手が多く、他団体に比べると最もアスリート的だとも表現できるでしょう。
JBBFに比べてFWJ(NPCJ)の場合は、他団体への出場も自由ですが、JBBF加盟選手の場合、許可なく他団体の大会への出場は禁止されています。また営利活動を行うことも禁止されているなど、真剣にボディビルに打ち込む方向けの団体だといえます。
ボディビルで得た名声などをビジネスに使ってお金を稼ぎたい方にとっては、FWJが向いていますね。
なお、JBBFで有名な選手は
・横川尚隆選手(現在はIFBB PRO ELITEへ)
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・湯浅幸大選手(現在はIFBB PROへ)
・鈴木雅選手
JBBF主催の主な大会
・ジャパン・オープン・ボディビル選手権
・日本クラス別男子ボディビル選手権
・日本クラス別女子フィジーク選手権大会
・日本マスターズ・男子ボディビル選手権
・日本マスターズ女子フィジーク選手権
・日本男子ボディビル選手権
など
FWJ(NPCJ)とは
FWJは、アメリカのIFBB PROFESSIONAL LEAGUEという団体の規約を元に作られた日本の団体です。日本人唯一のプロボディビルダー山岸選手が所属していることでも有名です。
現在のボディビル系の大会の人気度でいうとFWJがトップというイメージがあります。大会の感じもオシャレ感?というか、盛り上げるための演出などが盛んで、見ている観衆を飽きさせない努力が垣間見えます。
2020年まではNPCJというコンテスト名でしたが、FWJに改称した経緯があります。そのため、コンテストとしてNPCJという名称に馴染みが深い方も多いかもしれません。
有名選手で言うと
・カネキン選手(現在はIFBB PRO)
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・JIN選手(小池友仁)(現在はIFBB PRO)
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・エドワード加藤選手(現在はIFBB PRO)
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・YouTuber ぷろたん選手
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2021 IFBB PRO League x FWJ WORLD LEGENDS CLASSICに出場してなんと優勝してしまいました!すごい努力家ですね!
対象競技はJBBF同様多岐に分かれています。
・ボディビルディング
・クラシックフィジーク
・メンズフィジーク
・ウィメンズフィジーク
・フィギュア
・ウィメンズウェルネス
・ビキニ
FWJ・NPCJ主催の大会
FWJではプロクオリファイコンテストと地方大会を開催しており、NPCJでは地方大会のみを開催しています。
プロクオリファイ
・EVOLGEAR HIDETADA YAMAGISHI, IRIS KYLE JAPAN CLASSIC
・OLYMPIA AMATEUR JAPAN など
地方大会
・BEEF SASAKI JAPAN CLASSIC
・WORLD LEGENDS CLASSIC など
ちなみに、FWJもアンチドーピングを謳っていますが、ドーピングチェックは行われないため、ステロイド使用の色々な憶測がネット上に飛び交っています。
SSAとは
SSAは金子賢さんが実行委員会代表を務める団体です。SSAとはSummerStyleAwardの頭文字を取ったもので、サマースタイルアワードという大会になります。
『夏が一番似合う男性・女性を決める』というもので、健康的でたくましく、スタイルが良く、かっこやさを追求するというコンセプトのもとで行われる大会となっています。
筋肉量によってカテゴリーが分かれており、筋肉量が多い順に男性はフィジーク・ビースティ・ヘラクレス・サーフモデル・スタイリッシュガイという順、女性はベティ・ビクトリア・ビキニモデル・ビューティーフィットネスモデルの順となっています。
他の団体に比べ、絞りが重要要素になっていたり、ただ筋肉を鍛えているというだけでなく、カテゴリーにあった雰囲気があるかなども審査基準になります。そのため、ベティとビキニモデルというようなWエントリーは、絞りの基準が明らかに違ってくるので、基本的には難しいといえます。
BBJとは
BBJは、谷口智一氏が創設した健康美を競う大会で、一般社団法人ベストボディジャパン協会が主催団体となっています。あくまでも【健康美】が焦点となっているため、バルクがありすぎると勝てません。
ベストボディジャパンでは、男性はベストボディ・ジャパン部門とモデルジャパン部門の2部門、女性はベストボディ・ジャパン部門とモデルジャパン部門、それにフィットネスモデル部門の3部門が設けられています。
この年大会に出場するためには、前年度の各部門でグランプリか準グランプリになる必要があります。
なお、選考条件としてSNSなどでの品性があり知性高い発信がされているかなどの要件もあったりとトレーニングで鍛えられた体だけでなくベストボディジャパンの代表選手として模範的な行動がされているかという視点も見られるようになっています。
BBJでは、トレーニーのその後の活躍の場としてBBWというプロレス団体を発足し、代表の谷口智一氏も現役でプロレスを行っているほか、2022年モデルには歌手の西川貴教さんも選出されています。また、格闘家の魔裟斗さんがアドバイザーを務めていることでも有名な団体となっています。
日本国内で行われているボディビル系の大会まとめ
今回は日本国内で行われているボディビル系の大会について解説しました。
【今回の要約】
国内には大きく4団体があり、その団体ごと大会を開催している
・JBBF
・NPCJ(FWJ)
・SSA
・BBJ
大きく4団体があり、それぞれの団体に特化した大会が行われていることがお分かりいただけたかと思います。
団体ごとで筋肉量の基準が違っていたり、求めるところが違いますので、出場を考えるなら事前にエントリー基準などを確認しておくといいでしょう。
また見学する場合でも、団体が違えば選手層も変わりますので、自分の観戦したい基準で大会を選ぶといいでしょう。地方大会からオープン大会など大会自体は多くありますので、各団体のサイトなどで日程などを確認してみましょう。
GAINでは、このような大会出場に向けてのトレーニングも可能です。大会出場実績のあるトレーナー陣がダイエットだけでなく、あなたのボディメイクのお手伝いをさせていただきます。
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