トレーニング

上司から見た優秀なパーソナルトレーナーとは

どうも、神楽坂・江戸川橋・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表で絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作

  • 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
  • JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
  • ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
  • 2024年 東京クラシックフィジーク 175cm以下級 準優勝
  • 【男性版】日本を代表する人気メンズフィットネスモデル8人を紹介!にて紹介されました
  • 資格 NSCA-CPT, NESTA-PFT, PHIピラティスインストラクター, キックボクシングプロライセンス
フィットネス

今回話す内容は、パーソナルトレーナーとしてはもちろん、一般的な社会人としても当てはまるお話です。

特に現在パーソナルトレーナーを目指されている方や、独立起業にチャレンジしようとしている方、またトレーナーという仕事に悩んでいる方に向けて少しでも参考になればと思います。

上司がトレーナーに求めること

基本的に、上司がトレーナーに求めること=お客様が求めることであるケースが多い。それを踏まえて見ていこう。

知識の偏重は非効率

トレーナーの仕事は、お客様の体型を変えるべくサポートをするお仕事だと思われるでしょう。

もちろん、一義的には間違いではありません。いわばトレーナーのメイン業務はパーソナルセッションになります。

しかし、美容師が髪をカットできるのと同様、筋トレ指導ができることは最早“当たり前”であり、技術面や知識面において“一定程度”あれば、実はそれ以上求められることは多くありません。

例えば、パーソナルトレーナーが知っておかなければならない知識が100中60が合格ラインなら、70程度あればよい。

仮にこれ以上知識を頭に入れていてもパーソナルジムにおいては使い道があまりないのです。

美容師で例えれば、髪の毛の基本的な構造は知っておいて欲しいですが、AGAや脱毛の医療知識はオーバースペックと言えるでしょう。

知識より礼儀や人柄が大切

実はパーソナルトレーナーでも、パーソナルセッションにお金を払って通ったことがないトレーナーって結構いるんです。

“自分は今まで自己流で筋トレしてきて今の身体を作ったのだから、教わることはない”と思う気持ちは100歩譲ってわかりますが

しかし、私からしたら自分が提供するサービスを一度も受けたことがないというのは、仕事に対する礼儀を欠いていると断言します。

言葉を選ばずに言えば、仕事を舐めるなです。

まずは、“パーソナルジム”というサービスを顧客の立場で客観的に俯瞰して見てほしい。

通ってみると意外や意外、実際パーソナルの内容自体も重視はしますが、それ以上に“トレーナーとの相性”を重視することに気が付きます。

あなたも、月に1度髪を切りに美容院へ行きますよね。通う理由は技術面が良いからでしょうか?

もちろん、技術面も重視しますが、それ以上に“あの人に会いたい”や“話したい”、さらに異性の美容師ならば“推したい”などが優先していませんでしょうか。

少なくとも消費者目線で考えれば、自分が抱えている問題の解決という目的の他に、これを継続する理由を無意識に探しているのです。

トレーナーは技術職であり、究極の接客業であると私は自負しています。

知識面で合格ラインを超えているのなら、やるべきことは“人柄、礼儀やトークスキル”を磨くことに他なりません。

自分だったらどのようなトレーナーについて欲しいかを考えながら、一度パーソナルジムに通うことをお勧めします。

数字にこだわれ

社会に出れば、数字こそ正義

数字こそ、感情や屁理屈を覆す唯一の武器になります。

パーソナルトレーナーに限って言えば、そのトレーナーが優秀か否かは全て数字で語れてしまいます。

コンバージョン率、平均継続日数、来館率、月セッション数などなど。

これら数字はお客様から必要とされているかどうかのパラメータを如実に表します。

“僕は頑張ってます”は社会では意味を成しません。頑張って褒めてくれるのは高校生までです。

社会では結果が全てであり、これら結果はトレーナーの技術の良し悪しではなく、人柄やトークスキルが大部分を占めています。

見た目にもしっかり気を使う

究極の接客業たるトレーナー業において、見た目は重要でしょう。

営業職でも受付業でもレジ打ちでも、お客様と接する仕事は総じて外見は超重要項目であることは間違いありません。

何も整形してイケメンになれといっているわけではありません。

“誰からも忌避されない見た目”であれば良いわけです。

ポイントは“誰からも”という点で、老若男女から懸念されない見た目ということ。

裏を返せば、一部からはかっこいい!と思われても、一部からはけしからんなぁと思われてはいけないのです。

ピアスや奇抜な髪型、過度な日焼けなどがこれにあたります。

上司から見ても同様に同じことが言え、仕事に真剣に取り組んでいるなという印象を与えることができるでしょう。

言われなくても行動できる意識

三流は言われたことができない

二流は言われたことだけやる

一流は先を読んで行動する

なんて言葉がありますが、まさに的を得ています。

ちょっと冷静になって考えてください。

あなたは社会人3年目にして小さなプロジェクトを任されました。

2年目の3人とあなたでチームを組み、目標を達成しなければなりません。

2年目の部下にいちいち細かく指示を出したいですか?

いちいち進捗を自ら聞きに行きたいですか?

本当は優秀な部下が先回りして提案してくれたり、資料を作ってくれた方が省エネにもなりますし、自分にしかできない仕事に時間を割けて効率的ですよね。

“これをいったら嫌われるかも”

“空気読めてないかな”

“俺の意見なんて聞いてくれるだろうか”

こんな心配は全く不要です。

一瞬周りは呆気にとられるかもわかりませんが、その姿勢が組織力を向上させるのです。

特に、覚えておいた方がいいのは

“経営者は無難な人より目立つ人”を好み、“何もしない人よりやって失敗した人”を好みます。

結局は、組織に利益をもたらせたか否か

パーソナルジムに所属しているトレーナーは、詰まるところ“そのトレーナー独自の力で組織に利益をもたらせたか”どうかで優秀か否かを総合判断されます。

ポイントは“独自の力で”

要するに、上司から指示されていない部分で如何に積極的に動き、結果を出したかです。

言い方を変えれば、如何に自分の頭で考えて行動できたかに尽きます。

ここが業務委託者と正社員の大きな違いとも言えるでしょう。

上司からの信頼をしっかり得られれば、よっぽど酷い上司じゃない限りあなたのトレーナーとしての次なるステップへ力を貸してくれるはずです。

自分なりにPDCAを意識できているか

どんなに優秀なトレーナーでも、未来永劫継続していただけるお客様など存在しません。しかし、あなたが提供するサービスがお客様にとって必要とされているならば、そう簡単に退会という選択をしないのが事実です。

お客様の中には転勤や引越しなどで本当に通えなくなってしまう方もいますが、短期間で退会に至ってしまう場合は自分の能力不足を疑うべきでしょう。

なぜあのお客様には自分が刺さらなかったのか、なぜ毎週しっかり通ってもらえないのか、様々な要因をしっかり分析し、徐々にトレーナーとしてのスキルを磨くべきなのです。

次回は【パーソナルトレーナーの賢い独立方法】

について書いていこうと思います。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP