ダイエット

40代になったらロコモも意識するようにしよう

・50代、60代でも動ける身体目指したい
・将来寝たきりにはなりたくない

このように将来の身体について心配する方は多いのではないでしょうか。特に運動不足の悩みを抱える方の多い現代人にとっては将来の準備は真剣に考えたいものです。

どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表トレーナーで絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表トレーナーで絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作

  • 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
  • JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
  • ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
  • 得意分野 ボディメイク、ダイエット

最近ロコモという言葉を耳にすることはありませんか。2007年に日本整形外科学会によって新しく提唱された概念で「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」を指す考え方です。高齢者人口が大幅に増加している日本では、特に意識しておきたい概念です。

このロコモの原因には、加齢や運動不足などがあげられますが、メタボリックシンドロームだけがロコモにつながるというわけではなく、痩せすぎの状態でもロコモにつながってしまうのです。

そこで今回は、将来的にロコモを予防するために、ダイエットやボディメイクという目的以外でのトレーニングの重要性を解説するとともに、痩せている方も太っている方も含めて気を付けたいロコモという概念についてご紹介いたします。

今回の記事を読むことで、将来気を付けなくてはいけないことをはじめ、身の回りの年配の方に気を付けてもらわなければいけないこととしても知識が身に付きますので、ぜひ参考にしてみてください。

フィットネス

ロコモとは何?最近耳にする機会が増えたロコモティブシンドローム

家族が見ているテレビ番組の中や、雑誌やネットの片隅でふと耳にしたり目にしたりすることが増えてきたロコモ。正式な呼び方はロコモティブシンドロームと呼ばれ、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のことをいいます。

ロコモティブシンドロームとは、移動することを表す英語のロコモーションと、移動するための能力があることを表すロコモティブから作られた言葉で、移動するための能力が不足した状態を指します。ロコモとはその略称なのです。

運動器とは、広い意味で身体を動かすのに必要な身体の仕組み全体のことをいいます。つまり立ったり、歩いたりといったように体を動かすのに必要となる骨、筋肉、関節、神経などに障害が出ることにより、移動機能が低下した状態がロコモというわけです。

生活の中で支援が必要になったり介護が必要になる原因の中で、運動器の障害は約25%に上り、全体の1/4をしめます。つまり病気や年齢による衰弱などを除けば、将来4人に1人は、運動器の障害により介護が必要になるというわけなのです。

20代や30代で意識することが多いのはメタボリックシンドローム

働き盛りの20代から40代くらいにかけての方は、外食する機会が多いことから、メタボリックシンドローム、通称メタボについて意識している人は非常に多いのではないでしょうか。実際そのような悩みを持つ方に向けた特定保健用食品なども多くみられるようになりました。

特にコンビニでは、お茶のゾーンには、体脂肪を減らしたり、血糖値の上昇を抑えたりするような機能を持ったり、九州をおだやかにすることに特化したお茶製品が一画を締めるように多く並ぶようになりました。また、お茶だけにとどまらず、ビールなどのお酒でも、糖質ゼロのものなどメタボを気にする方向けの健康志向をアピールするようなアルコール製品なども増えてきました。

このように、メタボについては、お腹まわりの脂肪を減らし、スマートな体型を維持することで、肥満による脂質異常や高脂血症、高血糖に高血圧といった症状から発生リスクが高くなる心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病を抑えることにフォーカスされてきています。

ですが、生涯の健康を考えていく中では、今の現役時代でのメタボを意識するだけでは、60代以降の残る生涯を健康に生きられるかと言えば十分だとは言えないのです。

体幹トレーニングでロコモを防止しよう

実際にロコモになると、生活に支障が現れます。買い物に行っても荷物を持つと移動ができなくなる、15分以上の歩行が困難になるなど、運動器が衰えてくると自分の意思に反して身体が動かなくなっていきます。

症状が重くなっていくと、トイレやお風呂も自分の力だけではいけなくなってしまい、介護が必要になってしまいます。骨なども弱ってくることから、折れやすくなってしまい、ちょっとしたことで骨折し、そのまま寝たきりになってしまったり、認知症を発症してしまうことすらあるのです。

このロコモの要因は骨粗鬆症やそれによる骨折、関節の炎症や変形などがあります。医学的には他にも要因はあるのですが、これらが原因となり運動器障害を発生させるのです。

このような状態を防ぐのに必要なのが、足腰の筋肉や体幹の筋肉の強化。体幹トレーニングを十分に行うことで、筋肉により身体のバランスを保つことにつながるのです。筋肉量を維持することで何歳になってもしっかりと歩き続けることができます。

歩くことで、足腰の筋肉は維持することができ、運動量によってはさらに強化することもできますので、そのままロコモの予防につながるというわけです。

つまり体幹トレーニングを行うことで、足腰の老化を予防し、しいてはロコモ予防につながるというわけなのです。

ロコモを防止するための予防法

ロコモでは運動器を健康に保つことが重要です。運動器の機能を健康に保つためには食事による栄養バランスのとれた食事が大切になってきます。

ロコモはメタボと違い、運動器に不具合が起こればその症状に突入していきます。そのため、無理なダイエットなどで痩せてしまっても十分に運動することができないことから発症してしまいます。つまり、健康な体を維持するために必要な三大栄養素は元より、ビタミン、ミネラルも合わせた五大栄養素をしっかり摂ることが理想なのです。

栄養バランスが偏った栄養失調でもロコモに陥ってしまいますので、栄養バランスをしっかりと考えながら食事を楽しむことが生涯現役で活動できる身体作りにつながるのです。

特に意識したいのは骨と筋肉を強くすること

食事の栄養バランスと合わせて気を付けたいのが骨の健康を維持するためのカルシウムの補給です。骨は通常、古い骨を吸収し新しく形成するように生まれ変わるというサイクルを繰り返しています。これが加齢により骨の形成よりも吸収が上回ってくると、骨は弱くなってきてスカスカの状態、つまり骨粗鬆症になってしまいます。

また、筋肉を強くする食事内容も意識する必要があります。必須アミノ酸の摂取だけでなく、炭水化物や脂質などもバランスよく摂る必要があり、そのように考えると、30代・40代で生活の不摂生を解消し、できるだけ健康的な身体作りを行っておかなければ、60代以降でより気を付けなくてはいけなくなってしまうようになるでしょう。

日ごろからのトレーニングで予防するならスクワットやランジを

体幹トレーニングで身体のバランスを鍛えることで予防できることを紹介しましたが、筋肉を鍛え、しっかりと予防のためのトレーニングを行うのであれば、まず取り組んでいただきたいのはスクワットです。

下半身のバランス強化と下肢筋肉の強化で、元気な足腰の維持につながります。またスクワットを行うことで腹筋も鍛えられることから、身体全体も引き締まり、健康的な身体作りを行うことが可能なのです。

またランジを行うことで、臀部の筋肉を鍛えることができます。スクワットと合わせることで、より強り下半身を手に入れることができるだけでなく、骨へも刺激を与えることができることから、骨粗鬆症の予防にもつながります。そのため、これらのトレーニングは意識して行うといいでしょう。

対策は高齢者になる前から準備していこう

今回は40代を過ぎたらメタボと同じように意識してもらいたいロコモについて解説してきました。ロコモは太りすぎているからなるというものではなく、痩せすぎていたりしても起こりうる症状ということを解説いたしました。

このポイントを意識しておくことで、将来寝たきりにならずに生涯を満喫することができるようになります。ぜひ、40代以上の人にはダイエット以外でのトレーニングの大切さを理解していただき、身体を動かすきっかけにしていただければと思います。

新宿区神楽坂パーソナルジムGAINにお任せください。

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