どうも、神楽坂・江戸川橋・早稲田の貸切りパーソナルジム GAIN 代表で絶対ダイエット請負人の上地裕作です。

上地 裕作

  • 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
  • JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
  • ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
  • 得意分野 ボディメイク、ダイエット

近年、ダイエット領域で最も話題になっている医薬品のひとつが「マンジャロ(Mounjaro / 一般名:チルゼパチド)」です。特にSNSでは「1本で体重が落ちる」「運動不要で痩せられる」という魅力的なフレーズが飛び交い、神楽坂や江戸川橋周辺でも利用者が増えています。しかし、当ジムGAINとしては、原則として“積極的には推奨しない”という立場を明確にしておきます。

ただし、医学的に極度の肥満(BMI35以上)で健康リスクが高い場合には、医師の監督下で選択せざるをえないケースもあります。本記事では、科学的エビデンスに基づきメリットとリスク、さらに安全なダイエット戦略を詳しく解説します。


【権威性の高いソース一覧】

・FDA(米国食品医薬品局):Mounjaro承認情報
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-approves-new-treatment-type-2-diabetes
・NEJM(ニューイングランド医学雑誌):Mounjaroの臨床試験データ
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038
・厚生労働省:GLP-1関連薬の注意喚起
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000191222.html


【マンジャロとは?最新の医学的知見】

マンジャロは「GIP/GLP-1受容体作動薬」という新クラスの薬で、従来のGLP-1(オゼンピック、サクセンダ等)より高い体重減少効果が示されています。インスリン分泌を促し、食欲抑制を強め、胃排出を遅らせることで食べ過ぎを防ぐ作用があります。

GLP-1系との違い

・従来のGLP-1製剤より体重減少効果が大きい
・胃排出が遅れ、自然と食べる量が減る
・食欲中枢にも直接働きかける

NEJMのランダム化比較試験では以下のような結果が報告されています。

NEJMの臨床結果

用量(週1)平均体重減少率
5mg約15%
10mg約19%
15mg約21%

※出典:NEJM

平均20%近い体重減少は確かに驚異的です。体重100kgの方なら約20kgの減量に相当します。

【メリット:なぜこれほど人気なのか】

初期効果の速さ

1〜2ヶ月で体重が目に見えて減るケースが多い。

食欲が自然に減る

我慢ではなく“勝手に食べられなくなる”ため心理的コストが低い。

医学的エビデンスが豊富

FDA承認済みで、糖尿病治療薬としての地位が確立。
FDAが糖尿病治療薬として承認しており、科学的な裏付けがあります。

【リスク:ここが最も重要】

厚労省も注意喚起していますが、マンジャロには明確な副作用があります。

主な副作用表

症状 頻度
吐き気・嘔吐 高頻度
下痢・便秘 高頻度
胃の不快感 高頻度
低血糖 場合による
膵炎 まれだが重篤
胆嚢疾患 まれ

リバウンドリスクが高い

NEJM・JAMA研究で「減った体重の半分以上が1年以内に戻る」ことが報告されています。

筋肉が減るという致命的な問題

減量の40%が筋肉というデータも存在します。

筋肉減少が起こす負のスパイラル

  • 基礎代謝が下がる
  • 疲れやすくなる
  • 姿勢が悪くなる
  • リバウンドしやすくなる

【当ジムGAIN(神楽坂・江戸川橋)が推奨しない理由】

理由は非常にシンプルです。
体脂肪が落ちても、筋肉が減るダイエットは不健康」だからです。

筋肉が減る=スタイルが崩れる

マンジャロを使用した臨床研究では、減少した体重のうち約40%が筋肉で失われている というデータが出ています。
特に女性は見た目の変化が明確に出やすく、「数値は減ったのに太って見える」現象すら起こります。
(参考:NEJM “Body Composition Changes with GLP-1/GIP Agents”)

筋肉が落ちると起こる「負のスパイラル」

  • ・基礎代謝が下がる
  • ・疲れやすくなる
  • ・姿勢が悪くなる
  • ・リバウンドしやすくなる

当ジムGAINでは
痩せる=筋肉を残し、美しく引き締める
という健康的なダイエットを最優先に考えています。

【極度の肥満の方には例外的に有効】

BMI35以上で糖尿病・脂質異常症・高血圧を併発している方にとっては、医学的に“使うべき”ケースも存在します。

状態 マンジャロの効果
重度肥満(BMI35以上) 体重減による合併症リスク低減
2型糖尿病の併発 血糖コントロール改善
高血圧・脂質異常症の併発 体重減により改善が期待

このようなケースでは、医師の監督下で慎重に使用することが理にかなっています。

【マンジャロ使用者が実際に直面する“現実”】

華やかなSNSの投稿とは裏腹に、実際にマンジャロを使用した人の多くは「食欲が落ちすぎて仕事のパフォーマンスが落ちた」「胃の不快感でトレーニングどころではない」といった現実的な問題に直面しています。
痩せるために生活の質が下がるなら本末転倒です。

【薬で体重が落ちても“魅力的な体”にはならない理由】

薬物によるダイエットでは、脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまうため、ボディラインが確実に崩れます。
特に女性の場合、ウエストのくびれが消えたり、お尻が垂れたり、腕が“しぼむ”ように見えることがあります。薬で落ちるのはあくまで「体重」であって「スタイル」ではありません。

【“オーガニックに痩せる”ことの価値】

運動と食事改善で痩せる場合、薬では得られないメリットがあります。

運動習慣で得られる本質的な変化

🏋️‍♂️ 自信がつく
🏋️‍♂️ メンタルの安定
🏋️‍♂️ 姿勢が整い、見た目が劇的に変わる
🏋️‍♂️ リバウンドしづらい体質になる

特に神楽坂・江戸川橋のようなデスクワーク中心エリアでは、「正しく動くこと」こそが本質的な痩せ方です。

【マンジャロ vs オーガニックダイエット 比較表】

項目 マンジャロ 運動+食事改善
減量スピード 速いが筋肉も落ちる 緩やか
筋肉量の維持 低い 高い
副作用の有無 あり ほぼなし
リバウンドリスク 高い 低い
健康改善の総合効果 非常に高い

【最終結論】

・安易にマンジャロを打つことは推奨しない
・副作用、筋肉減少、リバウンドなどのリスクが大きい
・極度の肥満(BMI35以上)は例外的に使用メリットがある
・理想のスタイルは薬では作れない
・運動+食事改善の“オーガニックダイエット”こそ最強

薬で痩せるのは「体重(筋肉と脂肪)を減らす」だけ。
オーガニックなダイエットは「人生そのものが変わる」。

神楽坂・江戸川橋で本当に健康的に痩せたい方は、ぜひ一度GAINにご相談ください。