皆さんはダイエットというとどのようなイメージをお持ちですか？
恐らく食べるものを制限したり、食事量を減らすといった「我慢」のイメージがあるかと思います。
しかし、食事を減らしただけで理想的なスタイルが手に入るかと言われると懐疑的です。
なぜなら、スタイルとは『筋肉』と『脂肪』の割合で決まるため、筋トレを始めとした運動は必要不可欠なのです。
運動（筋トレ）が必要な理由
- メリハリのある身体が手に入る
- リバウンドがしにくい
- 無理な食事制限が不要になる
- 運動が習慣化されるとメンタルも強くなる
どうも、神楽坂・早稲田の貸切りパーソナルジムGAIN 代表トレーナーの上地裕作です。
上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 得意分野 ボディメイク、ダイエット
この記事では、理想的なスタイルは『筋肉』と『脂肪』の量とその割合で決まるということについて解説します。
ダイエットとボディメイクの違い
はじめに、ダイエットとボディメイクふの違いについて理解し、運動（筋トレ）の重要性について考えていきましょう。
ダイエット（diet）という英語は、和訳すると『食生活』や『食事習慣』を表す単語です。
成人の3分の1が肥満といわれる肥満大国のアメリカでは、健康を維持するための飲食物や食事習慣のことをダイエット（diet）と呼んでいます。
「水着が似合う綺麗な身体になりたい」、「筋肉をつけて健康的な身体になりたい」という日本のダイエットのゴールは【ボディメイク】（英語では「bodybuilding」）といいます。
そのため、「ダイエット」は単純に痩せること、「ボディメイク」は美しい身体つくりを行うという、似ている様で目的が全く異なるのです。
人間の身体のつくりを理解する
ダイエットとボディメイクの違いが分かったところで、次は人間の身体のつくりを理解していきましょう。
なぜなら、身体のつくりを理解していないとあなたが行うボディメイクは全く意味のないものになる場合があるのです。
人間の身体のつくりは、『骨格』という土台に『筋肉』と『脂肪』が付くことによって造形されています。
当然ながら骨格は人によって違いますので、筋肉や脂肪の付き方についても千差万別で、仮に筋肉と脂肪が同じ割合だったとしても100人が100人同じ体型にはなりません。
言い方を変えれば、スタイルというものは、筋肉と脂肪の量と割合でしかないということです。
つまり、足が太いとか細いといった外見も、バランスが良いか悪いかということも、骨格に対する筋肉と脂肪の量のバランスによって決まってくるのです。
そのため、スタイルの良い身体を作りたい場合、大切なことは筋肉と脂肪のバランスを整えることになります。
なので、どのようなスタイルになりたいのかをしっかりイメージすることが、理想の身体つくりには重要な最初のステップになります。
以上のことから、身体のつくりが筋肉と脂肪のバランスであるということをしっかり理解しておくことが大切です。
ダイエットで目的が達成できるか？
「お腹周りが気になってきたからたからダイエットを始めよう」、「好きな人に振り向いて欲しいからダイエットしよう」など、ダイエットを始める理由は人それぞれだと思います。
そのダイエットの方法についても、食事を抜けば痩せられるという思い込みや、ご飯やパンといた炭水化物を食べなければ太らなくなるという思い込みから、食事をコントロールするというのでもなく、無理して食事を摂らないという誤った方向に走ってしまう人が多くいらっしゃいます。
体内のカロリーが足りない場合は、体に貯蓄された脂肪や炭水化物だけではなく、筋肉からのタンパク質を使用するため、食事を我慢してダイエットで痩せたとしても、バストやヒップを支える筋肉がなくなってメリハリのない身体になってしまったり、バランスの悪い身体になってしまう可能性があります。
あなたの目的はダイエットで達成できるものでしょうか？
何のためにダイエットを始めようと思ったのか、その「目的」をしっかり意識しておかなければ、ダイエットは失敗に終わってしまいます。
数字だけを目標にしない
『3ヶ月で体重〇〇kg減』といったように、体重を減らすことが目的になってしまっていないでしょうか。
『〇〇Kgあるから太っている』というように体重の数字だけで追いかけていると、体重を減らすことだけに注力してしまい、見た目やスタイルは不健康な痩せ方になりかねません。
冒頭でも解説したように、人間のスタイルは「筋肉」と「脂肪」の量と割合によって全く変わってきます。
そのため、無理な食事制限をしてしまうと、筋肉量が減り脂肪の割合が増え、結果的にはスタイルが悪くなってしまうのです。
スタイルを良くするために、余分な脂肪をつけないよう食事をコントロールすることは当然必要です。
ですが、食事だけをコントロールしても筋肉がつくわけではありませんし、食事のコントロールの仕方を誤れば筋肉は衰え減少してしまうのです。
例えば、粘土で人体模型を作るのをイメージしてみて下さい。
用意する粘土の量で作ることのできる形やサイズが変わってきます。
それと同じように、食事は身体つくりに必要な材料を用意することであり、見た目を整えるのは用意された材料を素につくり込む必要があるわけです。
つまり、筋肉を鍛え、脂肪を減らしていくということがボディメイクであり、ダイエットを始めたいと思った当初の目的を達成するための方法なのです。
ここまで記事を見て下さった皆さんは、食事を見直すだけのダイエットでは、最初に頭に描いた目的が達成できないということをご理解いただけたかと思います。
ダイエットはやめてボディメイクを
ダイエットは何のために行うかを考えてもらいましたが、ただの辛い食事制限は不要であるということに気付いた方もいるのではないでしょうか。
ダイエットというネガティブなイメージの言葉を捨てて、ボディメイクというポジティブな言葉に変え、今から意識も行動も変えていきましょう。
呼び方ひとつだと思うかもしれませんが、自分の身体を理想に近づけるための作業なので、意識の仕方で大きくモチベーションは変わってきます。
ただ、体重が減って痩せればいい、余分な脂肪が落ちればいいと考えるダイエットよりも、脂肪を落として理想の体をつくり上げる「ボディメイク」に意識を切り替えることが大切なのです。
本当に自分を変えたいならライフスタイルから改善しよう
そもそも、なぜダイエットが必要な身体になってしまったのか原因を考えたことはありますか？
厳しいことを言いますが、余計な脂肪がついてしまった原因は、あなたのくたびれ倒したライフスタイルなのです。
現状のくたびれ倒したライフスタイルを少しずつ見直して、改善していくことで、身体は引き締まった活動的な身体に生まれ変わり、体重も体脂肪量に見合って軽くなっていきます。
つまり、ボディメイクとはライフスタイルの改善をする必要があるのです。
『仕事が忙しくて運動する時間がない』、『会社の付き合いがあるから食事制限は無理』、『仕事のストレスで甘いものに手を出してしまう』など、悲痛な声が聞こえてきそうですが、本当に運動する時間はありませんか？
仕事や会社の付き合いを優先して、あなたの大切な人生を他人に振り回されてしまっていないでしょうか？
1日5分だけでも運動（筋トレ）をすれば、身体はしっかり反応してくれます。
週5の飲み会を週3にするだけでも、1週間で見れば総摂取カロリーを大きく落とすことができます。
もし、付き合いで食事に行ったとしても、食事の内容を改善することもできます。
例えば、唐揚げなど揚げ物に手を出さず、枝豆や豆腐など脂質を抑えるとか、ビールを辞めてハイボールにするなどのほんの少しの工夫です。
この少しだけ意識をリフレーミングすることで、生活習慣が自然と改善されていきます。
少しの変革は小さな成功を生みますので、まずは小さな成功を積み重ねて自信をつけていきましょう。
小さな成功の積み重ねかた
・仕事が忙しく毎日残業をしているなら30分早く起きて出社する。
・朝早く起きれない場合は、帰宅後にすぐ入浴しスマホの電源は切る。
・付き合いで会食や外食が多ければ、ヘルシーなメニューを選ぶように意識する。
・自炊の時間がなければファーストフードは我慢して定食屋をチョイスする。
・毎日晩酌をしているなら、週2回など回数を減らす。
・運動する時間がなければ、1日5分だけ運動を始めてみる。
・エスカレーターを使わずに階段を利用する。
これだけの些細なライフスタイルの改善でもあなたの身体は驚くほど変化します。
その中で、ボディメイクをしているという意識を必ず持つことが大切です。
一杯のラーメンを食べることで、今日の筋トレが全て無駄になってしまうことが想像できれば、ラーメンをやめてサラダチキンに切り替えることも楽しみの一つになります。
まとめ
今回、「スタイルは筋肉と脂肪の割合で決まる」ということについて解説しました。
ダイエットという「我慢」のイメージではなく、ボディメイクという「鍛錬」のイメージを持つようにしましょう。
そして、無理な食事制限をせずに、ボディメイクに必要な材料を用意するイメージで食事をコントロールすると気持ちも前向きになり自ずと結果はついてきます。
GAINでは、ボディメイクに必要な食事メニューからトレーニング方法まで、楽しく希望を持ってお客様と共に歩み、ダイエットを最短で成功させるお手伝いをお約束いたします。
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皆さまとスタジオでお会いできることを楽しみにしております。
GAIN 代表 上地裕作
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