
上地 裕作
- 神楽坂 江戸川橋パーソナルジムGAIN 代表
- JBBF 2018関東メンズフィジーク選手権 準優勝
- ベストボディ・ジャパン2017東京オープン大会 ミドルクラス グランプリ受賞
- 得意分野 ボディメイク、ダイエット
ダイエットを成功させるためには、食事管理・停滞対策・トレーニングの3つを理解することが重要であると何度もお伝えしてきました。本記事では神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINが、これまで多くのダイエット指導をしてきた経験をもとに、減量が進むと起きる5つの現象を解説します。
減量が進むと起きる5つの現象

ダイエットを始めたばかりの方から、パーソナルジムではよくこうした質問を受けます。
「最初は体重が落ちたのに、途中で止まりました」
「急に1kg落ちたのですが、これは脂肪ですか?」
結論から言うと、減量には必ず“決まった流れ”があります。
多くの人は体重の変化だけを見て一喜一憂しますが、
本来のダイエットの目的は体重を落とすことではありません。
正しい減量とは
体脂肪だけを落とし、筋肉を維持すること
です。
体重という数字には
・水分
・グリコーゲン
・食事量
・消化物
・筋肉量
・体脂肪
といった様々な要素が含まれています。
つまり、体重が落ちた=脂肪が落ちたとは限りません。
神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINでも、
減量指導を行う際は体重の数字ではなく
・体脂肪の減少
・筋肉量の維持
・食事管理
・トレーニングの質
を総合的に見て判断します。
そして減量を正しく進めていくと、
多くの人の体には共通した5つの現象が起きます。
この流れを理解していないと、「停滞した=ダイエット失敗」と誤解してしまう人が非常に多いのです。
ここからは、減量を始めた人の体に起きる
5つの典型的な変化を順番に解説していきます。
① 最初の1週間で1〜2kg落ちる(しかし脂肪ではない)
ダイエットを始めると、多くの人が最初の1週間で
1kg〜2kgほど体重が落ちます。
これは非常によくある現象です。
しかし、この段階で落ちているものはほとんどが体脂肪ではありません。
原因は「グリコーゲン」と「水分」です。
筋肉や肝臓には、エネルギーとして使われるグリコーゲンという糖質が蓄えられています。
そしてグリコーゲンには
1gのグリコーゲンに対して約3gの水分が結合する
という性質があります。
つまり炭水化物量が減ったり、運動量が増えたりすると、
・グリコーゲン
・結合している水分
が一緒に減るため、
体重が一気に落ちるのです。簡単にいうなら、むくみが解消したようなもの。
この段階でよくある失敗は
「めちゃくちゃ痩せてる!」と勘違いしてしまうこと
です。
最初の1週間で落ちる体重は、あくまで水分変動が大部分を占めていることを忘れてはなりません。
ここで重要なのは
・食事管理を崩さない
・急激にカロリーを減らしすぎない
・トレーニング強度を維持する
という基本を守ることです。
神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINでも、
この時期の体重減少については
「順調ですが、脂肪が落ちているわけではありません」と必ず説明しています。
減量は短距離走ではなく、
数ヶ月単位で進める長距離戦だからです。
② 1ヶ月ほどは体重が上下しながらも右肩下がりに落ちる
ダイエット開始から2週目〜4週目にかけて、多くの人は
体重が順調に減っているように感じる時期に入ります。
ただし、この時期の体重は毎日きれいに落ちるわけではありません。
ある日は前日より
+0.3kg
別の日は
−0.5kg
というように、上下しながらも全体として右肩下がりになっていきます。
この体重の上下は、実は非常に正常な現象です。
人間の体は毎日同じ状態ではなく、
・水分量
・塩分摂取量
・炭水化物摂取量
・消化物
・睡眠
・ストレス
などの影響を受けて、体重が日々変動します。
そのため、この時期のダイエットで最も大切な考え方は次の通りです。
体重は「1日単位」ではなく「1〜2週間単位」で見る
実際、神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINで減量指導を行う際も、
体重の評価は日単位ではなく週単位で判断します。
なぜなら、体脂肪が減るスピードは非常にゆっくりだからです。
体脂肪1kgは約7200kcalと言われており、
仮に1日500kcalの赤字を作ったとしても、
脂肪1kg減るまでには約2週間かかる
つまり、体脂肪は毎日目に見えて減るものではなく、
少しずつ確実に落ちていくものなのです。
この時期に最もよくある失敗は、
1日体重が増えただけで食事を極端に減らしてしまうこと
です。
例えば
・前日より体重が+0.4kg
・焦って食事を減らす
・エネルギー不足になる
・トレーニングの質が落ちる
という悪循環に入ってしまうケースです。
しかし実際には、その増加の多くは水分や消化物の変動にすぎません。
むしろこの時期は、減量の基礎となる
・食事管理
・筋トレ
・生活習慣
を淡々と継続することが何より重要です。
そしてこの順調な減量期のあと、
多くの人が経験するのが次の現象です。
「停滞期」です。
③ 1ヶ月半〜2ヶ月ほど経過すると停滞が起きる
ダイエットを始めてから1ヶ月ほどは、体重が上下しながらも全体として右肩下がりに進んでいくことが多いです。
しかし、多くの人がその後に経験するのが
「急に体重が落ちなくなる停滞期」です。
神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINでも、このタイミングで不安になる方は非常に多く、
「同じ食事をしているのに落ちない」
「今まで順調だったのに急に止まった」
「ダイエットが失敗した気がする」
という相談をよく受けます。
しかし結論から言えば、これは異常でも失敗でもありません。
むしろ、正しく減量が進んでいる人ほど起こりやすい自然な現象です。
停滞が起きる主な理由は、次のような身体の適応にあります。
・体が消費エネルギーを抑えようとする
・無意識の活動量(NEAT)が低下する
・ホルモンバランスが変化する
・水分を溜め込みやすくなる
ダイエット中、体は常に「飢餓に備えるモード」に入ろうとします。
摂取カロリーが減ると、それに合わせて体は消費カロリーも下げようとするのです。
たとえば、以前は自然にしていた
・歩く量
・姿勢を保つための筋活動
・ちょっとした動作
こうした日常の細かい動きが減っていきます。
本人は気づいていなくても、実際には消費エネルギーが落ちていることは珍しくありません。
また、減量が続くとストレスホルモンの影響で水分を溜め込みやすくなり、脂肪は落ちているのに体重だけ動かないという現象も起こります。
この時期に最も大切なのは、次のことを理解することです。
停滞=脂肪が落ちていない、ではない
ここを誤解すると、多くの人は焦ってしまいます。
そして焦った結果、やってしまいがちなのが
・さらに食事量を減らす
・有酸素運動を急に増やす
・体重を毎日見て一喜一憂する
・短期間で結果を出そうとして無理をする
という行動です。
これは一見、努力しているように見えます。
しかし実際には、さらにストレスを高め、代謝を落とし、停滞を長引かせる原因になりやすいです。
だからこそ、このタイミングで重要なのは「もっと削ること」ではなく、冷静に状況を判断することです。
神楽坂・江戸川橋でダイエット指導を行うパーソナルジムGAINでも、停滞期にはまず
・本当に食事管理が崩れていないか
・体重ではなく週平均で見ているか
・睡眠やストレスが乱れていないか
・トレーニングの質が落ちていないか
を確認します。
つまり停滞期とは、「ダイエットが終わったサイン」ではなく、ここから先は知識と戦略が必要になるサインなのです。
そして、この停滞期を抜ける前後で起こるのが、次の現象です。
突然1日で体重が大きく落ちるという変化です。
④ 突然1日でマイナス1kg落ちることがある
停滞期が続いたあと、ある日突然
体重が1kg近く落ちるという現象が起こることがあります。
神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINでも、減量指導をしていると
このタイミングで驚く方は非常に多いです。
「昨日まで全く落ちなかったのに、急に1kg落ちた」
「何か特別なことをしたわけではないのに減った」
このようなケースです。
しかし、ここで理解しておくべき重要なことがあります。
この1kgの減少のほとんどは脂肪ではない。
多くの場合、この急激な体重減少は
体内に溜め込まれていた水分の放出によって起きます。
停滞期にはストレスホルモンの影響などで、体が水分を溜め込みやすくなることがあります。
その結果、
・体脂肪は少しずつ減っている
・しかし水分が増えている
・体重は変わらない
という状態が続くことがあります。
そしてあるタイミングで、その水分が一気に排出されると
体脂肪は以前から落ちていたが、水分が抜けて体重に反映される
という現象が起きます。
つまり、この「突然の体重減少」は停滞していた脂肪減少が一気に見える形になっただけと考えるのが正しいです。
この現象はダイエット業界では
「whoosh(ウーシュ)」と呼ばれることもあります。
減量を継続していると、
停滞
↓
突然の体重減少
という流れを経験する人は少なくありません。
このタイミングで重要なのは体重が動かない期間でも脂肪は落ちている可能性がある
ということを理解しておくことです。
だからこそ、停滞しているからといって
・食事を極端に減らす
・トレーニングを過剰に増やす
・ダイエットを諦める
こうした行動を取ってしまうのは非常にもったいないのです。
むしろ、停滞期を正しく乗り越えることで
脂肪は確実に落ち続けているケースが多いのです。
そして、この頃になるともう一つ多くの人が感じる変化があります。
それが
「脂質の高い食事が無性に食べたくなる」
という現象です。
⑤ 脂質の高い食事が無性に食べたくなる
減量が1〜2ヶ月ほど続くと、多くの人が感じ始める変化があります。
それが
「脂っこいものを無性に食べたくなる」
という欲求です。
例えば
・ラーメン
・揚げ物
・ハンバーガー
・焼肉
・ポテトチップス
こうした脂質の高い食べ物が急に魅力的に感じることがあります。
しかし、これは意志が弱いわけではありません。
むしろ体の仕組みとして自然な反応です。
減量が続くと体は次のような状態になります。
・エネルギー不足の状態になる
・満腹ホルモンが減少する
・食欲ホルモンが増える
・高カロリー食品を欲しやすくなる
つまり体は
「エネルギーを取り戻そう」
としているのです。
そして人間の脳は、最も効率よくエネルギーを補給できる食品として
脂質の多い食べ物を強く欲する傾向があります。
そのため、この時期に重要なのは脂質の誘惑が出ること自体は正常な反応と理解することです。
ここで多くの人がやってしまうのは、次の2つの極端な行動です。
・我慢し続けてストレスを溜める
・反動で暴食してしまう
どちらもダイエットを長続きさせる上では良い方法とは言えません。
神楽坂・江戸川橋のパーソナルジムGAINでは、この段階に入った方には
次のような考え方を伝えています。
・基本の食事管理は継続する
・極端な制限を続けすぎない
・長期的な減量で考える
減量は短期間で終わるものではありません。
数ヶ月単位で継続するものです。
そのため、重要なのは完璧を求めるより「継続できる減量」を作ることです。
ここまで解説したように、減量を進めていくと体には
① 最初の1週間で体重が落ちる
② 1ヶ月ほどは右肩下がりで減る
③ 停滞期が訪れる
④ 突然体重が落ちることがある
⑤ 脂質の誘惑が強くなる
という流れが起こります。
この流れを理解していれば、
ダイエット中の体重変動や食欲の変化にも冷静に対応できるようになります。
そして、こうした減量の仕組みを理解した上でダイエットを行うことが、
体脂肪だけを落とす正しい減量につながるのです。
ダイエットの全体像を知りたい方は、こちらのまとめ記事も参考にしてください。
ダイエット完全ガイド|食事・停滞・筋トレを神楽坂のパーソナルジムが解説
